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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第67話 手料理と事の真相
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かを。
「……私だって料理くらいするの。レイと2人で」
アスナが、はっきりとわかる様にキリトに説明をした。流石のキリトもそこまで聞いてしまえば判る。
「えー……あー………」
キリトはまさかの手作り弁当なのだとは思ってもいなかった為、声が裏返っていた。
「そ……それはそのなんと言いますか……。いっそのこと、オークションにでも賭ければ大儲け……だったのにな? たははは………。」
どうやら、頭の中ではまだまだ、混乱しているのだろうか。でも、折角作ってくれたものを売れば?なんていわれたら。
“むっ!”
“ギロッ!!”
レイナ&アスナからキツイ視線と共に殺気が飛んで来た。
「ひっ!」
キリトは当然ながら怯えてしまい、思わず弁当のバケットサンドを落としてしまった。すると、その衝撃で耐久値が殆ど無かったサンドイッチは、無数の硝子片となって、消え去っていった。
リュウキは消え逝くバケットサンドを見て、次にキリトを見る。
「……まぁ、今のはキリトが悪い、か?」
今回ばかりはそう結論をつけていた。
「そうなのっ!せーーーっかくお姉ちゃんが、《キリト君の為》に作ったのに、そんな事いっちゃうんだからバチが当たったんだよっ! あーあ、無くなっちゃったっ!」
レイナが腕を組みそう大きめの声で言う。アスナにとっては爆弾発言をだ。
「ちょおおおっ!!! れ、れ、れい!! なにいうのっ!」
慌ててレイナの口を塞ごうと手を伸ばすが。
「あはっ! いいじゃん♪いいじゃん♪」
それを巧みに回避するレイナ。楽しそうにはしゃぐ2人。……本当に仲の良い姉妹だ。
「やれやれ……、ん?」
リュウキは、微笑ましくもあるその光景を苦笑いしながら見て残りのサンドイッチを食べていた時。
キリトの表情に気がついた。そのサンドイッチが砕けた場所を凝視していた。
それは、消滅してしまったバケットサンドが、名残惜しい……と言った様子じゃないものだった。
「……どうかしたのか?」
リュウキはキリトにそう聞いた。その表情に何か気になったようだ。
「ん?」
「あれ?」
いつまでたっても、キリトからの返答の無い事に気がついた姉妹はキリトの方を向く。どうやら、その時リュウキ同様に気がついたようだった。
「どうしたのよ……?」
レイナの言葉を聞いていないであろうキリトを見て少し複雑な思いのアスナがそう聞く。
「??名残惜しくしなくたって、お姉ちゃんに頼んだらきっとまた作ってくれるよ?」
「しっ……!」
レイナがそう言ったその時、キリトは、抑える様にする。
「えっ?……ほんとにどうしたのっ?」
「……ああ! そう
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