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男女美醜の反転した世界にて
アフターストーリー
アフター1 男のあの日
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普通、男の子って、女が生理なんて言葉を口にするだけで烈火の如く怒るものだと思ってたんだけど」
「多分、僕以外の男にとっては、その通りだと思うよ」

 常識的に考えて。
 元の世界では、月のモノというのは非常にデリケートな問題で、とても繊細な扱いがされていた。
 女性の前でそれを口にすれば、たったそれだけでも、セクシャルハラスメント認定を受けてもおかしくないくらいだったはずだ。
 その男女が反転してしまっているのなら、翔子がやってくれたように、生理についての知識を男の前でつらつらと語るなんて、完全にアウトだろう。

「……拓郎ってホントに不思議」
「そうかもね」

 僕としては、まさか自分が生理なんて摩訶不思議な症状に悩まされることになるなんて、未だに実感がないわけで。
 むしろ、女の子である翔子に、"生理"について詳しく説明をさせてしまって、なんだか申し訳なくて、後ろめたい気分。僕の方が翔子に対していやらしいことをさせているみたいな感じだ。
 まだまだ、この世界の常識には慣れることができない。その内、こんなギャップにも適応できる日が来るのだろうか……。
 ――と。まあ、それは置いておいて。

「そういえばさ。さっき教えてくれた保健体育的な講義の中で、言及されていなかった部分があるのだけど」
「……はて? なんのことでしょ」

 ――それは、朝から今まで。死にそうになるほどの苦痛と同時に、僕を悩ませていたもう一つの要素だ。
 薬を飲んだ今、苦痛と不快感に関しては軽減されたのだけれど、“それ”だけは未だに僕の身体を蝕んでいたのだ。

「生理中って、すんごいムラムラするんだよね」
「――」

 恥も外見も身も蓋もないことを、言ってのけてしまった。
 しかし、言わずにはいられなかった。基本的に内気で、我ながら恥ずかしがり屋でシャイボ―イな僕だけれど、この果てしなくムラムラとした気分は、如何ともしがたいものだった
 生理用オムツの中では、ギンギンに滾って昂ったおち○ぽ様が、テーブル越しの翔子に対してこれ以上ないくらいに欲情してしまったいたのだ。


「ベッドは……、今はシーツを洗濯しちゃってるから、さすがにアレだけど、そこにソファならある」
「……や、ちょ、ちょっと、拓郎……?」
「今日は普通に学校があるけれど、今から登校しても、遅刻は間違いないよね」
「そ、そんな……でも」
「翔子さえよければ、もう学校サボって一日中セックスしない? ……っていうか、イヤって言ってもする。今日は逃がさん」
「い、いやいや、駄目よ拓郎。わ、私たち、学生で、それに、拓郎も体調悪いんだから……、私が我慢しなきゃ……。で、で、でも、ぶっちゃけ 私もむせ返るようなの匂いに精臭に性的な意味でくらくらしてたっていうか、さっきのパ
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