第三話 【嘘吐き】
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ャルゲーってそんなに楽しいものか? ってか、飽きないところ凄いよな。飽きないなら俺も簡単なギャルゲーやってみようかな?
「いつもギャルゲーしかしない快君。ギャルゲーの何処が面白いんだ? 飽きないのか?」
すると快は、はぁあ。と鼻で俺を笑う。なんだよ、そのお前はバカだなって目はーっ! 近くにあるコーラのペットボトルを持って殴りかろうとすると、しゃあない、教えてやるかぁ。と言ったのでペットボトルで殴るのを止める。
「一言で言うと、エンドが好きだから。あっ! もちろんLikeであってLoveじゃないからなぁ」
「へえー、そうなんだ。ならさ、あのゲームのエンドって何種類ぐらいあるんだ」
見るかぁ。と言って快はコントローラーを使いCGをクリックする。
「まず、これだなぁ」
それは、先に俺がしたバットエンドだ。
「これが二つ目だなぁ」
それも、先に俺がした、BadEndだ。
「これは三つ目だぁ」
それももちろん、先に俺がした、ばっどえんど。文字を変えれば気付かれないとでも? 考え方が甘いんだよ、バ――カッ!
「ラストの自称ハッピーエンドだなぁ。このエンドも腹が立つけどなぁ」
最後のハッピーエンドは主人公がヒロインと結婚し幸せな家庭を築く前に事故死するエンド。8月8日、日曜日。十六歳
正直、どれのエンドも俺がしたエンドと一緒な気がするけど。
「こんなもんかなぁ。この駄作のゲームは全くヒットしなかったし、クリア出来た人も数十人だしなぁ」
そう言ってから、快は無表情のまま黙々とギャルゲーを続けた。
「あっ! 一応、このゲーム全部少しだけエンドの内容違うからなぁ。気付けよぉ」
「えっ!」
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