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SAO二次創作者と、二次主人公ズの、やりたい放題桃太郎
第四章 奇襲作戦
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撃者が……そこまで考えたところで、屋敷の方から、突然軽い調子の声が響く。

りょう「よぉ。お帰り。ご飯にする?お風呂にする?それともあ・の・よ?」
「……は?」
りょう「はは。なーんてな。まぁとりあえずお帰り。楽しい航海だったかい?」
赤いじゅうたんの向こうに、男が居た。
屋敷の中にあったはずの調度品の椅子に座ったその男は、足を組んで手を頭の後ろに組み、にやりと笑って彼を見ている。

「な、なんだお前は!?」
男は問う。
この一味にこんな男はいなかったはずだ。それがなれなれしく、一味の中でも幹部である自分に声をかけていることへのいら立ちと、この異常な状況の中で妙に軽い調子の男に得体の知れない不気味さを感じて、男の声は妙に上ずっていた。

りょう「まーまー。そう大声出しなさんな。まずは落ち着いて話し合おうぜ?お前らにとっちゃ我が家なんだ。怖がらず、もっと堂々としなって」
「は……はぁ?」
どこまでも軽い調子の男に、彼は苛立つ。しかし同時に、確かに一理あることだとも思えた。
目の前に居るのは男がたった一人だ。武器を持っているとは言え、こちらは100人を超える。それを彼一人で同行できるはずもない。あくまでも、今この状況において有利なのは自分なのだ。

「そうでした。では問いましょう。この状況は、あなた方が?」
りょう「ん。まぁな。ちいと用事が有って、襲撃させてもらった」
「成程。と言う事はお仲間はもう帰られた?」
りょう「仲間?あぁ、お前らの別働隊潰しに行ってるぞ」

占めた、と男は思った。とりあえず今、相手は戦力を分散しているらしい。大多数がそちらに行っているなら何とかこの男を捕虜にとろう。
それを交渉材料に、相手を引かせるのだ。そう思い、彼は剣を抜いた。

「それはそれは……困りましたね。では貴方には捕虜になっていただきましょう」
りょう「うぇ。そうなんのか……けどそう言う捕虜ってさぁ、大体最後には殺されるパターンだろ?」
「さて、それは貴方のお仲間次第ですねぇ」
りょう「ふーん」
言いながら、男は「よっこらしょ」と言いつつ椅子から立ち上がる。

りょう「まぁいいや、んじゃどうせ死ぬなら冥土の土産に聞かせてくれよ」
「はい?なんでしょう?」
りょう「ああ言うのって、楽しいのか?」
「は?」
唐突な問いに、男は眉をひそめた。「楽しいのか」とは何のことだ。

りょう「お前ら……拷問が趣味みてーだな?」
「ほう……あれを見たのですか」
りょう「あぁ。まー色々と種類があったな。それは良いんだけどよ、あれ、どれもこれも使った痕跡あったけど、今まで何人さらって何人の血あれらに吸わせてきたわけ?」
「ふふ……さぁ、一味全体の趣味のようなものですから、覚えておりませんね」
りょう「……ふぅん」

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