暁 〜小説投稿サイト〜
SAO二次創作者と、二次主人公ズの、やりたい放題桃太郎
第四章 奇襲作戦
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、はぁ……また、かよ………っ」

略奪とかやろうとしてたことは向こうが悪いので謝罪も何もないけど俺はとりあえず手を合わせておいた。

────

鳩麦「ダークリクヤ君に容赦は無かった」
涙カノ「いやぁ……w」
蕾姫「褒めてないがwしかし唯一の良心が無くなりつつあるなぁ」
レオニス「唯一のって……いや……否定できないけどw」
鳩麦「?いやいや。りょうは良心の塊ですよ?」
蕾姫・レオニス「えっ?」
鳩麦「えっ?」
涙カノ「えっ?」
鳩麦「えっ?」

鳩麦「……コホン。さて、次はレオニスさんだ」
レオニス「アッハイ」

────


【マサキ】

えみ「ねぇ、その……まさき、君……?」
まさき「うん?」

海賊たちが通る道中。その脇の茂みの中に、二人は隠れていた。えみに関しては、一度さちの元へ帰すべきかとも思ったのだが、今ここで帰した場合、道中で賊と鉢合わせしてしまう可能性が捨てきれなくなる。ならばいっそ近くにおいておいたほうがよほど安全だということで、えみは早鐘を打つ心臓を右の掌で押さえながら、まさきの隣で隠れていた。

えみ「その……、何で、こんな辺鄙な島に、わざわざ来てくれたの……?」

会話がないことに何故か耐えられなくなったえみが尋ねると、まさきの切れ長の瞳が、わずかにこちらを向いた。視線が交わったその瞬間、えみの顔がかあっと熱を持つ。

まさき「さっき、合流したときに、薙刀を持っていた奴がいただろう。散歩してたら、そいつに誘われたのさ。鬼退治とやらをな」
えみ「そうなんだ……。でも、じゃあ、何でわたしたちを助けてくれたの……?」

命の恩人に、こんなことを聞いてしまっていいのだろうか……?
そんな考えが頭を巡るよりも早く、疑問が口から飛び出した。もし、あの海賊たちを倒すことだけを考えるのなら、わざわざえみたちを助ける必要など何処にもない。むしろ、そこで見つかる危険を冒すよりも、一気に海賊だけを倒しに向かったほうが早いはずなのだ。

まさき「……別に、そうしてはいけないなんて決まりは何処にもない」
えみ「でも……」
まさき「……もう、そろそろ賊が来る。黙って……これを着ろ」

クールで、冷徹ささえ感じられる彼らしからぬ言動にえみが食い下がろうとすると、まさきはそれを遮るように言って、羽織を脱ぐ真似をした。一瞬何をしているのか見当もつかなかったが、その後まさきに透明の羽織を被せられ、これを脱いでいたのだと気付く。

まさき「……これで、お前の姿は誰の目にも映らない。ここで、黙って大人しく待ってろ」
えみ「え……」

言っている意味が信じられず、僅かに驚きの声を漏らしたえみだったが、まさきの顔が真剣みを帯びたことを察して、それ以上は聞かなかった。人が消えるなんて、
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