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IS<インフィニット・ストラトス> 動かした男達
四話『激突、義兄妹対決!!樹希VS簪』
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た時、

『樹希さん、フォームチェンジできます』

「マジでか、どうやってやるんだ」

『今ウィンドに出ます』

≪フォームチェンジ:fighting power≫

「ファイティングパワー!?まァいい、フォームチェンジ:fighting power発動!!」

樹希がそう叫ぶと、腰の部分にブースターが搭載された。頭には、ヘッドフォンを思わせるようなものが装着され、首元には、マフラーが巻かれていた。機体のカラーリングも、深緑から黄色をベースに黒や白のカラーリングに変わっていった。先ほどコールしていた鎖鎌は強制リコールの元、トンファーに変わっていた。

「エネ、これは!?」

『切龍鎧フォームチェンジ:fighting powerです。主に高速移動して、一気にトンファーで仕留める感じで、簡単言うと、高速で動いてトンファーでボッコボコにしちまえってことです♪』

「なるほどな。んじゃ、一気に行くぜ!!」

「機体のカラー変わった?でも、やってやる」

簪はまたしても、<山嵐>を発射。そして、<春雷>も撃ってくる。

「くっ、回避する」

樹希は、<山嵐>が放たれるととっさに、回避行動をとった。先ほどと違い、追いつかれずにグングンと距離を離しているが、

「動きが重い、エネ、今、マニュアルか?」

『ちょっと待てください。いいえ、オートです。』

「今からでいい、マニュアルに変更だ」

『了解です。マニュアル操作切り替えまで3..、2...、1...、切り替わります』

「うお、いきなりくるなぁ。でも、行ける」

樹希は、そのまま<山嵐>の迎撃体制に入った時、何処からともなく曲が聞こえてきた。

「なっ何だこの曲」

『これが、切龍鎧の特性《シンフォギアシステム》です!!ちなみに、切歌さんとあと他数名の機体にこのシステムが、組み込まれています』

「なんでだよ!?」

『いいからいいから、そういう仕様ですもん』

「お兄さん、無視しないで」

「ワリィな、しゃぁねぇか、こっからは、俺のステージだぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

樹希が叫ぶと、何処からともなく音―――曲―――が流れてきた。

【Synchrogazer】

「えっ、何これ」

「俺も知らん」

樹希は、曲に合わさるような動きで<山嵐>をトンファーで次々と落としていく。一つ一つ確実に落としているにも関わらず、ダメージは全く受けていない。

「くっ、何でダメージ受けないの!?」

「何だこれ!?さっきよりも、滑らかに動ける」

簪は、<夢現>を構えなおし樹希に向かった。樹希は、<山嵐>をすべて片づけると、簪に気づき樹希自身も簪に向かっていった。

「うおおぉぉぉぉ」


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