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IS<インフィニット・ストラトス> 動かした男達
四話『激突、義兄妹対決!!樹希VS簪』
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「うぅおおぉぉぉぉぉぉぉ」

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

お互いの武器が激しくぶつかった。
簪が持つ薙刀<夢現>は超振動薙刀。樹希の普通のランスは容易く切られてしまう。樹希はすぐさま、ランスを手放す。同時に手榴弾をコールし、ピンを抜いて投げつける。しかし、避けられてしまう。この間に樹希は、ショートブレードを一本コールし、右手で持つ。

「ふぅ、前よりかもだいぶ強くなったなぁ」

『樹希さん、来ます!!』

「わーてる」

樹希は、すぐさま簪の方へ突っ込む。簪は、左右に動きながら向かってくる。そして、武器がぶつかり合う、と思われたが、その直前で樹希が瞬時加速(イグニッションブースト)を掛け、武器がぶつかり合う前に簪の懐に潜り込んで、右手のショートブレードで切り付け、左手で殴った。簪の身体が四、五メートル吹き飛んだ。

「うっぷ、げほげほ。本気で殴らないでよ」

「わりぃわりぃ、とっさの判断だったからさ」

「だったら、コレで!!」

打鉄二式の装甲部分が開かれ、マルチロックオン・システムの<山嵐>が飛びだした。

「うわっ、やっべ」

樹希は、瞬時に離脱し距離を図るが、

「遅い!!」

<山嵐>は樹希をすでにロックオンしていたため、樹希に向かってくる。

「フレアは、さすがに無いよな」

『無いですね』

「エネ、じゃあ手榴弾を指定した場所に出せるか」

『2,3メートルなら大丈夫です』

「十分、30秒後、指定したポイントに手榴弾を出してくれ」

『了解です』

そう言うと、樹希はショートブレードをリコールして、アサルトライフルをコール。スピード落とさない様に体を捻り、手榴弾を待つ。

『樹希さん、今です』

自分の2,3メートル先に手榴弾が現れる。

「おらぁ!!!」

アサルトライフルを放つ。撃った弾は、全て手榴弾を射抜く。そして向かってきたミサイルは、全てこの爆発に巻き込まれた。

「ふぅ、助かった」

ビー、ビー、ビー、

「エッ」

『樹希さん!!第二陣きてます。着弾予測、二秒後です!!』

「うわあぁぁぁぁ」

「よし」

簪が放った第二陣のミサイルは、すべて命中。

〜〜〜〜

途中経過双方S.E.残量

樹希 325
簪  375

簪優勢

〜〜〜〜

「畜生、やりやがったな」

「まだ、勝負はついてないよ」

「あぁ、そうだな」

簪は、荷電粒子砲<春雷>と薙刀<夢現>を構え、樹希は、アサルトライフルをリコールし、鎖鎌をコール。静寂に包まれる。

「はあぁ!!」

先に動いたのは簪だった。先ほど同様、左右に動きながら樹希に向かう。樹希も、同様簪に向かって動き出し
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