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赤城と烈風
防衛の要
14試局地戦闘機『雷電』、試製重戦『鍾馗』
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化と上昇力の低下を懸念。

 陸軍は海軍が国産化に成功済みの制式装備、ホチキス艦対空25ミリ機銃に注目。
 使い慣れた陸軍の機関銃と同様の構造と知り、固定機銃への改造を推進します。


 25ミリ機銃弾の弾頭重量は250g、13.2ミリ弾52gの約5倍。
 装弾数45発のコンパクトな弾倉を用い、主翼に2挺を搭載。

 弾道特性はエリコン20ミリ機銃に遜色無いと判断されますが、命中は困難です。
 対策として装弾数550発の7.7ミリ機銃も2挺、主翼に装備。

 先に7.7ミリ機銃で射撃し弾道を確認、照準を合わせ25ミリ機銃を発射。
 数少ない大口径弾を有効に活用する方針ですが、腹案も存在します。


 欧州の空を縦横無尽に暴れ廻る邀撃機(インターセプター)、メッサーシュミットMe109。
 垂直面の機動性を強調したドイツ機に倣い、制空戦闘機としても活躍を期待。

 武装は零式艦戦『烈風』、1式軽戦『隼』と同じ13.2ミリ機銃4挺に統一。
 下瀬火薬の再現を狙い着火剤を増量した発炎弾、炸裂弾として使用。

 敵機の装甲板へ着弾時に弾頭を点火し炸薬を飛散、機体の鋼鉄に付着させ科学反応を励起。
 高熱を発生させ機体を炎で包み搭載する爆弾の誘爆、燃料タンクへの引火を期待します。


 ソ連空軍主力戦闘機I-16等の高速機に対し一撃離脱戦法(ヒットアンドアウェイ)、追撃の可能な局地戦闘機(インターセプター)
 火星を装備する試作機は1940年10月に完成、飛行試験で最高速度580km/hを記録。

 機体外部の継ぎ目を補修、空気抵抗を軽減した実験機は最高速度626km/hを実現。
 制式化は来年の予定ですが、13試局地戦闘機の愛称(ニックネーム)は『雷電』に仮決定。

 陸軍は重戦闘機『鍾馗』と仮称、18気筒1900馬力のA19誉へ換装の計画も進行中。
 海軍も採用を予定し試製『雷電改』と呼称、陸軍は『鍾馗』2型と仮称しています。
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