暁 〜小説投稿サイト〜
SAO二次創作者と、二次主人公ズの、やりたい放題桃太郎
第三章 救出作戦
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「とりあえず一段目の証明はできただろう?」
えみ「……! うんっ……!」
まさきが珍しく表情を柔らかくして、えみがそれに泣き笑いのような顔で頷いて居た。

りょう「っは〜……お前ら何そろって美人とお近づきになってんだよ。俺だけ野郎の相手だし」
りん「リーダーはもう居るだろうに」
りょう「は?」
りょうが若干口を尖らせてそう言うのに、りんは苦笑しながら返す。しかし当の本人は何も分かって居ないようなので、再び呆れた表情になった。と、不意に、りんの背中で、お詩乃が目を覚まします。

詩乃「ん……ここは?」
りん「起きたか」
ゆか「……姉さん……無事なの?」
えみ「お姉ちゃん! 大丈夫!?」
目を覚ました詩乃に、妹達でもあるゆかとえみが心配そうに近寄ります。二人と違い別段外傷はなさそうでしたが、三人の中で最も衰弱しているように見えたからです。

しの「なんとかね……。この人が助けてくれたから。ゆかは大丈夫?」
ゆか「……うん。こっちもあのちっこい人が助けてくれたから」
りくや「誰がちっこいんだよ!」
りん「確かに小さいな」
ゆかの発言に突っ込んだりくやの後ろで、りんがなんともなさそうに言って、自分より背の高い男子三人を見回したりくやが一言も発さずに轟沈します。

しの「えみも、大丈夫だった?」
えみ「うん! わたしも、この人が助けてくれたから……!」
言いながら、何故かえみは頬を朱くします。何人かのメンバーはそれでまさきを見ましたが、当の本人は全く気が付いている様子が有りません。
と、りょうがふと思い出したような様子で口を開きました。

りょう「そーいやさお前ら。此奴らのバックが居るって話、したっけ?」
りょうの言葉に、メンバーは少し意外そうな顔をして答えます。

りくや「初耳だけど」
りん「いや、初めて聞いたが……」
まさき「俺も聞いたことがないな」
そうなのです。お幸から聞いた話を、りょうはあらましを話しただけで、明確な所を伝えていないのでした。
ついでに言うと、りょうは先程ボコボコにした海賊メンバーから、新たな情報も得ていたのです。

りょう「超が付くドSの武家のボンボンらしいぜ?その子ら、なんかされてなかったか?」
りくや「………されてた、な」
内容は言わない物の、各々険しい顔をして答えます

りん「……察しろって言っただろ……」
りんは、少し震え始めたしのの頭を撫でながらの答えでした。そして……

まさき「ああ。こっちもだ。……待てよ? 確か、賊の一人が『旦那』とかなんとか……」
りょう「あー……すまん。んで、だ。そのボンボン。今どこに居ると思う?」
言いながら、りょうは海の向こう。目を凝らすと微かに見える、小さな灯りを見ました

りくや「……なにあれ?」
りん「
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