暁 〜小説投稿サイト〜
SAO二次創作者と、二次主人公ズの、やりたい放題桃太郎
第二章 鬼ヶ島
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話しこんでいては埒が明かない為、二人ははなしこむのをやめました。とは言え……

?「うあぁぁぁぁぁぁ……!」
少女は一向に泣き止みません。ので……

りょう「ああ!悪かった!その、この島に鬼が居るって聞いてだな、つい……!」
?「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁん……!」
りょう「おいお前らなんとかしろぉ!」
女性の涙に弱いらしいりょうが回りにHELPを掛けましたが、メンバーは……

リン「……子守は苦手でな」
りくや「って言ったってどうしろって……」
まさき「女性の扱いには慣れてない」
ダメだこいつ等。

……と、さすがにバツが悪くなったらしいりんが進み出て頭を下げました。

リン「すまなかった。やむを得ない事情があったとはいえ家を切り刻んだことは謝る」
りょう「立て直すから!メンバー全員で立て直すからなんとか……!」
それに乗じるようにりょうも何気に必死になって謝ります。
ですが少女の耳にはそれすら届いて居ないらしく、それどころか……

?「うぅ……ごめんなさいお詩乃ちゃん……姉さんは家すら守れませんでした……」
そう言いながら、ふらふらと海の方へ歩き出しました。

りょう「スタァァァァァァァップ!!!!!(STOP)」
りくや「ちょっとまってぇぇぇ!!?」
りょうとりくやが必死になって引き留め、その間にりんはどうしたものかと思案した所で……

りん「よし、リーダーが子守をしてる間に家でも作るか?」
まさき「確かに、そのほうが早く終わりそうだな」
りん「設計は任せる」
さて、そんなこんなでりん まさき りくや の三人がお詫びに家を作っている間に、りょうは少女の相手をする羽目になりました。

りょう「えーと、それで、先ずはすまなんだ。おれはりょうだ。あんた名前は?何でこんなとこに?」
?「はい……ぐすっ……私は、お幸と言います。この島は、昔からご領主さまから私達の家が管理を任せられている島で、ずっと前から、この島にすんでいます。」
と、その言い方にりょうは少し違和感を覚えます。こんな大きな島に……

りょう「あんた一人でか?」
お幸「いえ。少数の住人と、あと、私には後三人の姉妹がいます」
りょう「三人もか?」
お幸「はい。次女のお詩乃ちゃんと、双子のゆかちゃん、えみちゃんです」
りょう「はぁ……で、その四人で暮らしてんのな」
お幸「はい。あの……お家で……」
そこまで言うと、家が細切れになった事を思い出したらしく、お幸はまた涙目になり……

りょう「だぁぁ!分かった!泣くな!頼むから泣くな!で、けど他の姉妹はどうした?お出掛けか?」
お幸「いえ……みんなは……皆さんが、鬼と呼ばれる人たちに攫われてしまいました……」
りょう「はぁ?」
どうやら人間を指しているらしいその言葉
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