暁 〜小説投稿サイト〜
SAO二次創作者と、二次主人公ズの、やりたい放題桃太郎
第一章 昔々ある所に
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と出発しました。
むら外れに着たとき、りょうは丸太を二本の剣で薪に変えている人物を見かけました。

りょう「ん?お、ありゃー……」
りょうはその人物に近づいて行くと、親しげに声をかけます。

りょう「よー、りん。今暇?」
りん「ん?誰だ?」
りょう「りょうさんですよ〜一月前に村にきたりょうさんで〜す。お前嫁も彼女もいない独り身だし、暇だよな?」
りんは村でも評判の二刀流という特殊な剣術を操る猛者です。噂ではどこかの武家の息子だという話も有りますが、本当の所は誰も知らないのでした

りん「身も蓋も無いな」
言いながら、りんは苦笑する。

りん「確かに暇だが、なんだ?」
りょう「偶には世のため人のためになることしようぜ。具体的には鬼討伐。今なら吉備団子と爺さんの武器メンテもついてくる
吉備団子の入った袋を軽く持ち上げて掲げつつそんな事を言うと、りんは少し考えた後、苦笑して返した。

りん「……まあ、構わないが……団子はいらん」
りょう「え〜、旨いぜ?何気に」
そんなことをいいつつ、二人は鬼ヶ島へと向かいます。
海辺へと続く山道を歩いていると、道の先に、……腰に刀を差した男がいました。何故か男は、壁にやたら長い何かをかいてそれを見ています。
内容は某最終定理なのですが、面倒くさいので割合します。

りょう「おや、もし、其処のアンタ。なにしてんだ?」
量が問うと、男は壁を見たままで答えました。

男「ここ一週間ほど悩んでた定理がついに証明できたんで、忘れないうちに論文をと思ってな……って、うん? 誰だ?」
りょう「ふーん……つまりあんた暇なんだな?」
男「ああ。急ぎの用事はないな」
行き成りの問いかけにそんな風に答えた男に、りょうはニヤリと笑います。

りょう「よし。刀もってるみてーだし、立ち振る舞い見るに腕に覚えもあるとみた。兄ちゃん。俺ら今から鬼退治行くんだけどよ、付き合わねー?」
後でまさきと名乗ったこの男は、みやこで評判の学者で、御上にも認められる頭脳の持ち主なのでした。
なにやら不思議な妖術を使うと言う話も有りますが、本当のところは誰も知らないのです。

まさき「ああ、構わない。このところ、天皇やら将軍やらに仕事を次から次へと押し付けられていてな。いい気晴らしになりそうだ」
りょう「っは〜。誘っといてなんだがすげーんだなぁ」
りん「誰だか知らずに誘ったのか……」
まさきの言葉に感心したように言ったりょうに、りんが呆れたように言いました。
そんなこんなで、三人になった一行は海辺へとやってきました
さて、海辺の船の近くを通りかかると、何故か大量の亀に追い掛けまわされている少年が居ました。

りょう「……なんじゃありゃ」
りん「亀だな」
まさき「そこじゃないだろう」
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