王様、始めます
第19話
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すけどね。筆頭はシャルバ・ベルゼブブです」
「ちょっと待て!?なんでそんな事を知ってるんだよ。コレから唯一の捕虜のカテレアから聞き出すのが普通だろうが!!」
アザゼル様が叫ばれますが、普通にやっていると僕の方が持たないのは目に見えていますからね。僕が倒れた後も眷属だけでどうにか出来る様になってもらうためには危ないのはとっとと滅ぼすのが一番です。
「そんな後手に回る様な真似はしませんよ。僕はある程度の必要悪は認めますけど、それ以外は積極的に滅ぼして平和を作り上げる気ですから。そのために滅ぼさなければならないであろう相手の情報を情報屋に集めさせました。僕の1年分の収入を注ぎ込みましたから、大半の情報は集め終わっています。禍の団についても大半の事は分かっています。その中に面白い情報がありましてね」
「面白い情報?」
「一つはトップが無限の龍神だと言う事。まあ旗頭にして下で好き勝手しているんでしょうけどね。もう一つは、禍の団にはいくつかの派閥があるのですがその中に最近出来た小数精鋭の派閥があるんですよ。禍の団内での通称はヴァーリチーム」
ヴァーリに生徒会室に居る皆の視線が集る。ヴァーリはそれをなんとも思わずに席から立ち上がる。
「そこまで知られていたか」
「ヴァーリ、お前どうして」
「魅力的なオファーがあったからな。『アースガルズと戦ってみないか?』こんなことを言われたら自分の力を試したいオレは断れない。まあ今は他にも戦いたい相手が居るけどな。木場祐斗、いつかお前を倒したい」
「いつかと言わずに今からでも僕は構いませんよ。勝てないから戦いたくないというのならハンデをあげても良い」
昔開発した、神器を抜き取っても所有者を殺さなくて済む方法で無限の剣製が込められた宝玉を抜き取り、白音さんに投げ渡す。
「これで僕は無限の剣製が使えない。更に言えば魔力もかなり大量に消費している。ここまでお膳立てしてあげたんだ、どうする?ヴァーリ・ルシファー」
「「「ルシファー!?」」」
「驚いた、そんな事まで知られていたのか。そうさ、オレは先代ルシファーの孫と人間の間に産まれたハーフ。ハーフだからそこ神器を手に入れる事が出来た。まあ偶然だけどな。だが、そのおかげでオレはルシファーの真の血縁者であり白い龍でもあるオレが誕生した。運命、奇跡というものがあるのなら、オレのことかもしれない」
「ふ、ふふふ、あははははははは」
ヴァーリの運命や奇跡が自分の事かもしれないという言葉を聞いて、僕は笑い出す。たかが力があった家系の血を引いていて、神滅具を持っているだけで運命や奇跡を名乗るなんて
「思い上がるな、雑魚が」
体内の魔剣に魔力を限界まで叩き込んで強化
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