暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第37話 温泉へ行こう
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アナスタシアから餌を貰っている時の事です。それを見ていたティアがボソッと「太らせた方が……」と、呟いていたので「ティアみたいにデブになると、空が飛べなくなるので困ります」と言ってあげました。

 ……その後どうなったかは、推して知るべしです。ただ、私が傷だらけになり、ティアが食べ物をがっつかなくなりました。必然的にティアの体重は元に戻り、ボルグに食欲の目を(あまり)向けなくなりました。私の犠牲は報われたと信じたいです。



 さて、領地運営と私生活が順調なので、私に出来る事をしようと思います。

 トライアングルメイジになって《錬金》可能になった物質の確認したところ、bV5・レニウムまで《錬金》可能になっていました。

 そしてこれでやっと、タングステンの《錬金》が可能になったのです。これを使えば、リアル斬鉄剣を造れるのです。テンションが上がり過ぎた私は、混じりっ気無しの100%タングステンの小太刀を、《錬金》で造ってしまいました。

 結果……重くてまともに振れませんでした。鉄の倍以上重いので、当然と言えば当然です。鉄製と同じ感覚で振ったら、腕が壊れるかと思いました。これからの剣術の課題は、この小太刀を含めタングステン製大太刀を自由に扱えるようになる事です。意地悪でディーネにも、訓練用と称し刃を落とした純タングステン製バスタードソードを、プレゼントしておきました。ディーネに渡す時に「固有武器には、(一部)この金属使いますのでよろしく」と、言っておきました。その時のディーネの顔は、思い切り引き攣っていました。

 一方鍛冶の方ですが、タングステンを使った鍛剣が作れないか研究を始めました。この研究が成功すれば、どんな材質の剣も鍛造出来ます。私の最終目標は、タングステン・ベリリウム合金製の剣を鍛造する事です。最強金属の鍛剣は、私の憧れです。

 余談ですが、タングステンのインゴットをそのままサムソンさんに渡したら、「こんなカテェ金属加工出来るか!!」と怒られてしまいました。

 先ずは《硬化》の応用で、何とか成らないか模索しようと思います。硬度強化ではなく、加工性強化という切り口で魔法を応用出来ないかと言う事です。当然、加工終了後に魔法は解除します。まあ、上手く行く可能性は低そうですが、時間はたっぷりあります。

 更に、オリジナル新魔法の開発にも着手しました。と言っても、マギ知識にあった、他の物語の魔法を再現出来ないか挑戦するだけです。……すみません。ハッキリ言って時間つぶしのお遊びです。これも、実りがあるとは思えません。



 そんな状況で、4月(フェオ)に入りました。父上が最後の魔獣(ガルム)の引き取りに行くと言うので、私も付いて行く事にしました。それと言うのも実は、木の精霊に確認したい事があったから
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