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久遠の神話
第八十一話 バトルゲームその一
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水であるだけではないです」
「冷やして氷にすることが出来るな」
「はい、それに熱して」
 この場合もある、水はただ水であるだけでないのだ。
 それでだ、今こう言うのだ。
「お湯にしたり気体にしたり」
「様々だな」
「そのことがわかってきて、使えるだけの力も備わってきました」
「腕を上げているな」
「ええ、そうみたいです」
「面白い、そうした相手ならな」
 それではとだ、加藤は応えると共に。
 その目にさらに光を込めた、野獣の目になる。
 野獣の目で上城を見てだ、そしてだった。
 今度はその剣に魔を込めてだ、そのうえで突進して振るって来た。上城は剣に氷を宿らせたまま対する。
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