暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第56話 鬼神降臨
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たよ! それでもいつもならなんとか対処できただろうけど、今はもう一度エクスカリバーの幻覚を創ろうと集中しちゃってたせいで対処が遅れた! その結果……

ベキィンッッ!!

「これで3本!!」

 さらに1本砕かれた! これは本格的にマズいかも!! とにかく距離をとって体勢を……!

「逃さないよ火織ちゃん!」

「このまま一気に押し切る!」

 くっ! そんなに甘くなかったか! 立て直す暇もなくまたしても正面からイリナとゼノヴィア! えぇい、こうなったら作戦変更! 砕かれた3本は諦める!

 私は空いている手で咥えていた3本を掴む。6刀流になっちゃうけど、新たに作る暇が無いんだからしょうがない!

 正面からくるイリナとゼノヴィアの対処に回る。と言っても6本じゃ同時に相手にできない、っていうかイッセーのパワーが加わってるからまともに受けるのは自殺行為。ならっ!

 私はまず透明の聖剣(エクスカリバー・トランスペアレンシー)の能力で姿を消し、さらに天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)の能力で加速してイリナの横に回り込み、そのまま横っ腹に回し蹴りを叩き込む! 剣で打ち合えないんなら能力と体術で対抗するしかない!

「そこか!」

 しかし今の攻撃でゼノヴィアも私がどこにいるのか分かったみたい。デュランダルが的確に私に向けて振り下ろされてきた! なんとかそれを避けるけど……



ペキッ……



 透明の聖剣(エクスカリバー・トランスペアレンシー)の刃先が持ってかれた! そのせいか私の姿も現れてしまう! でも今のデュランダルを振りぬいた状態なら隙だらけ! 思いっきり蹴り飛ばす!

「ぐあぁっ!?」

 よし! 思いっきりやったしイリナとゼノヴィアに関しては少しは時間が稼げたはず! あとの脅威は祐斗1人! と思った時

べちょっ!

 足に何か張り付く、ってまたしても匙くんの黒い龍脈(アブソーブション・ライン)!? ああもうしつこい! もう一度ぶん投げてあげる!

 そう思って足にグッと力を入れようとした……その時!

「今だ! 引けぇっ!!」

「「「うおりゃぁぁぁあああっっ!!!」」」

 後衛組の部長や会長たちはもちろんのこと、さっきまで近くにいたイッセーや由良さん、巴柄や真羅副会長までもが一斉にラインを引っ張ってきた!? やばっ!! 対応ミスった!! さっさと斬り離すべきだった!!

 思わぬ力で片足を引っ張られた結果、盛大にバランスを崩してそのまま数メートル引っ張られる!

「くっ! なんのっ!!」

 しかしこのまま動きを封じられる訳にはいかない! 2本のエクスカリバーを地面に刺して引きずられてた体を止めると同時にバランスを取り戻す! 
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