暁～小説投稿ｻｲﾄ～:ハイスクールD×D　～聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝～第56話　鬼神降臨

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ハイスクールD×D　～聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝～

第3章　さらば聖剣泥棒コカビエル
第56話　鬼神降臨
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、こうなったらイチかバチか！！

　私は横薙ぎに振るわれたゼノヴィアの破壊の聖剣(エクスカリバー・デストラクション)しゃがんで避け、そのまま勢いをつけて跳躍！　そのまま一気に皆の頭上に上がる！　その結果

「う、うわぁぁぁあああっ！？」

　匙くんもラインに引っ張られて上空に釣り上げられた！　よし！　筋力なら私のほうが勝ってたみたい！

　私はそのままラインのついた足を振り上げ、釣り上げた匙くんを振り回す！　そして……

「ぎゃああああああっ！！！！」

「えっ！？」

「ちょっ！？」

「よ、避けっ……！！」

　私はそのまま匙くんをこっちを狙っている後衛組の方に射出した！　さらにラインがピンと伸びきる前に斬り離す！　その結果匙くんは後衛組に着弾、陣形を崩した。これで少しは時間稼ぎが出来たはず！

　そのまま窮地を脱した私は地面へと降り立った……瞬間！

「やぁぁぁあああっ！」

　イリナが斬りかかってくる！　着地の瞬間を狙うとはやるわね！　私は天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)の能力もあって、ギリギリイリナの斬撃を防ぐ。しかし！

「かかった！」

　その瞬間イリナの持つ擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)がぐにゃりと曲がり、私の天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)に巻き付いた！

「逃さないんだからね！」

　そのままその場で踏ん張るイリナ。っていうか動きを止められるのはマズい！！　けどイリナ相手なら私の筋力の方が勝ってるはず！

　私はそのまま右手に力をかけてイリナの拘束を解こうとする……その時！

「イリナ！」

「きゃっ！？」

　イリナの後ろからイッセーが抱きつき、さらに左手の籠手で擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)を掴んだ！

「イリナ、絶対に離すんじゃねぇぞ！」

「……うん！」

　イッセーに抱きつかれて頬を赤らめたイリナだけど、イッセーの言葉を聞くとすぐさま切り替えてその場で擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)を握り直した。相変わらず頬はちょっと赤いし若干嬉しそうに口元がにやけてるけど。

　っていうかマズっ！？　さすがに２人相手じゃ筋力だけで振り払うのは無理！　こうなったら左手の透明の聖剣(エクスカリバー・トランスペアレンシー)でぶっ飛ばして振り払うしか！

　私はそう思い左手を振りかぶるんだけど……

「そうは……」

「させない！」

「押さえつけさせてもらいます！」

　なっ！？　今度は祐斗の聖魔剣と真羅副会長の薙刀、巴柄の刀で透明の聖剣(エクスカリバー・トランスペアレンシー)を押さえつけられた！？　っていうかヤバっ！　両腕押さえつけられちゃ私完全に動けないじゃん！　そろそろ後

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