暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
OVA
〜慟哭と隔絶の狂想曲〜
朝陽
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を持つ人間に、自分はつい最近あった気がする。具体的には昨日辺り。
次に見えたのは顔。
開いていたらとても魅力的だろうに、と思われる瞳は今はしっかりと閉じられ、半開きになっている口許からはだらしなく涎が垂れている。シーツにでかでかと作られた特大のシミを見て、これを洗う人が心底哀れに思えた。
その次は肩。
ほっそりとした肩は、急に訪れた冷気に反射的に縮こまろうとしていた。また、何も見えないようすなので、肩にかけるものが何もない、露出度の高い服を着用していることが推測できる。
そのまま、胸、腹、腰、太腿、膝と来て、足首の辺りまで剥ぎ取ったところで、レンの脳みそはプスンという音とともに完全にオーバーヒートした。
うん、まぁ要するに、完全無欠でパーフェクトに素っ裸の女が寝ていた。
―――えーっと…………
混乱を極めるレンを遥か彼方に置き去りにして、寝ていた女性は身を震わせながらうっすらと眼を明ける。
ふらふらと揺れるその瞳がレン――――の持っているシーツをロックオンした時、苛立たしげな光が宿ったのを少年ははっきりと見た。
次の瞬間、電光のごとき鋭さで奪われるシーツ。
唖然としているレンにはまったく気を向けず、真っ青な髪を持つ女性――――リータはむにゃむにゃと睡眠を再開した。
あとには突っ立ったまま動かない少年が残されましたとさ。
「――――で、何でおねーさんがここにいる訳?ここ僕の部屋だよ?」
むすっとした態度で、室内に据えられているウッドテーブルに頬杖をつきながらレンは問う。それに答えたのは、椅子がないためにベッドに腰掛けているリータだ。無論その出で立ちは全裸などではなく、淡いグリーンのチュニックとショートパンツ。ところどころハネていたブルーの長髪は、今は丁寧に整えられている。
彼女はなっはっはー、と軽い笑いを提供しつつ、身体の前で申し訳なさそうに手を合わせる。
「いや〜、ごめんごめん。ちょっとお邪魔しようと思ったらレン君すぐに寝ちゃったし、ちょこっとベッドの隅っこでも借りようかな〜って……………」
「んで、そのまま寝落ちしちゃったってワケ?」
面目次第もございません、と言う彼女の顔はやっぱり笑顔に満ち溢れていた。
なんだか怒っているこちらが馬鹿馬鹿しく思えてくるから不思議なものだ。
しかし、レンにはリータにどうしても訊かねばならないことがあった。これを訊かないうちには、おちおち寝てもいられなくなってしまう。
「ところでおねーさん。どうやって僕の部屋に入ったの?ドアにはロックが掛かってたはずだけど」
「あれ?ひょっとしてレン君気付いてなかったの?」
本気で意外そうな声に、レンは首
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