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Epos14幼き勇者たちの決意〜Unbeugsam Wille〜
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士セイバーが剣の騎士、鉄槌騎士バスターが鉄槌の騎士、防護騎士ガーダーが名の通り盾の守護獣――見た目人だけど。そして治癒騎士ヒーラーが湖の騎士、と見ていいかな」

そう言ったシャルちゃんは少し沈黙した後、「みんなに伝えておくことがあるの」そう言って私たちを順繰りに見ていく。

「さっき上層部から正式にアースラに対してある任務が言い渡された。パラディース・ヴェヒター改め、闇の書の守護騎士ヴォルケンリッター、そして主の捜索・逮捕を。パラディース・ヴェヒターは確かに多くの魔導犯罪者を狩り、次元世界に僅かとは言え平和をもたらした。
その成果は上層部も認めてる。だけど、それ帳消しするだけの危険性を孕んでいるのが闇の書。何としても魔力蒐集を止めさせ闇の書の完成を阻止せよ、それがアースラに与えられた仕事なんだけど・・・」

シャルちゃんが私たち、というよりはフェイトちゃんを見て言い淀む。フェイトちゃんも自分に向けられた視線に気付いて、「どうしたのシャル?」って訊いた。

「・・・フェイト。リンディ艦長たちは、あなたやアリシア、アルフと一緒に海鳴市に引っ越すことなる」

「う、うん」

「そして今、アースラはフルメンテナンスの為にドック入りしてる。その中での闇の書捜索の担当となった」

「え、うん、知ってる・・・」

「回りくどいわよシャル。早く本題に入ったら?」

「判ってる。本局の観測部の情報によると、守護騎士たちの転移ルートや行動範囲から見て、連中の本拠地は地球で間違いないって事なの」

「「「えっ?」」」「んなっ?」

シャルちゃんのその話に私たちは驚いた。次元世界の有名人が、私たちの住む世界・地球を本拠地にしているなんて。

「複雑な多重転移、広範囲での活動で目晦ましされてるけど、観測部のエースがそう断言したから十中八九間違いない。で、ここからが本題。捜査本部を一時、海鳴市のマンションに移すことになったの。わたしもついて行けることになって超ハッピー♪」

「「「「・・・・え?」」」」

それが本題なの? 確かにシャルちゃんも一緒に海鳴市に引っ越してきてくれるならすごく嬉しいことだけど、ここまで引っ張るに値するかどうかはちょっと別かもだよ。

「ちなみに本題はまだ続いてるからね。んで、フェイトはなのは達と同じ学校に通う生徒になる」

「それも知ってる。なのは達にもビデオレターで教えてあるし」

「「「うん」」」

「あーもうっ、ホント羨ましい!・・・コホン。フェイト。あなたは嘱託とは言っても外部協力者の域を出ない魔導師なの。だからね・・・今回の闇の書捜索に、手を貸さなくてもいいんだよ」

「・・・え?」

「フェイトもアルフもアリシアも、せっかく人並みの人生を歩めるようになったんだ。今回
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