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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos14幼き勇者たちの決意〜Unbeugsam Wille〜
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達に目をやると、「にゃはは。ちょっと辛いけど、魔力を使えるよ」なのははそう微笑んだ。アリサやすずかも「うん」って頷いて見せてくれた。
「みんな。申し訳ないが、何があったのか話してくれ」
クロノがなのは達を順繰りに見てそう言った。なのは達は一度フェイトに目をやった後、海鳴臨海公園で何が起きてのかを教えてくれた。まず3人のロウダウナーが現れて、次にパラディース・ヴェヒターのランサー、セイバー、バスターが現れた。直後に一方的な形でロウダウナーを撃墜、そしてリンカーコアの奪取。
それを見たアリサが真っ先に怒りだして騎士たちの前へ。アリサがフェイトの名前を出して、ランサーが反応。PT事件のことを挙げてフェイトを魔導犯罪者として認定、それに連なるなのは達もまた仲間として認定されて・・・撃墜された。ランサー、フェイトの名乗りを聴かずに名前だけで犯罪者認定したんだ。最後まで聴け、まったく。
「なんでだい・・・! あの事件も、フェイトの裁判も、全部終わってるのに・・・! どうして犯罪者呼ばわりされなきゃダメなんだよぉぉーーーー!!」
アルフが牙を剥いて怒りを露わにした。それを聴いたなのは達がフェイトの側に寄って行く。フェイトが落ち込んでいる理由はソレだ。自分の所為でなのは達が巻き込まれた、きっとそう思ってるんだ。
「それで何故アリシアだけは見逃されたんだ?」
どうしてアリシアだけが無事だったのかって話になる。アリシアはポツポツ話し始めた。ランサーにリンカーコアを回収されそうになったところで、セイバーとバスターに助けられたって。そのおかげでアリシアは助かって、魔法によって強制的に眠らされた、と。
「あの、シャル、クロノ。パラディース・ヴェヒターが持ってた本なんだけど・・・」
「「本?」」
「うん。フェイト達のリンカーコア、と言うよりは魔力を吸収してるみたいだったから」
「魔力を吸収する本・・・、まさか!」
アリシアから聞かされた話にクロノは大きく目を見開いて顔を青褪めさせた。そして「特徴は憶えていたりするかアリシア?」って訊いた。
「特徴・・・、表紙に変わった十字架があった、と思う」
「っ!・・・イリス。これから忙しくなるぞ。確信じゃないが、パラディース・ヴェヒターの正体が割れた」
クロノから告げられた騎士たち、そしてアリシアの見た本、その正体。わたしもようやく思い出すことが出来た。リンカーコアを喰べてページを埋めていく魔導書のことを。
†††Sideイリス⇒なのは†††
「ごめん。私と一緒に居たから、私の所為で、なのは達が傷ついた・・・。本当にごめんなさい」
本局に着いてすぐ。私たちは待っていてくれたリンディさんとエイミィさんと挨拶を交わして(リンディさんにはこうなったこと
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