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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos14幼き勇者たちの決意〜Unbeugsam Wille〜
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じゃなくて、僅かな恐れと大きな悲しみを抱いた。けど今では超仲良し。メールの着信音、メールで〜す♪ メールだよ〜♪ メールだっつってんだろ〜♪の最後を担当してる。
「あの子たちは医務室に搬送したよ、イリス。とりあえず落ち着いているって事だけど・・・」
「そう、ありがと。世話になるよ」
「クスクス。いいよ、気にしないで」
ルミナは特徴的な笑い声を漏らして笑顔を浮かべた。わたしも笑顔で応えようとするけど、なのは達があんなことになってるから笑みを作れない。すると、「ほら、私の部屋に案内するから休んで」ルミナに優しく肩を叩かれた。
そしてわたしはルミナの部屋に、クロノはフェリスの艦長、メサイア・エルシオン提督に挨拶するために、ルミナと一緒にブリッジに向かった。それから少し。ルミナの部屋で、フェイト達と一緒に海鳴市に向かわなかった自分に対してイラついていると、『イリス。あの子たちが目を覚ましたの。医務室に場所、判るよね?』ルミナからそう通信が入った。
「いま行く!」
部屋を飛び出して医務室へ向かう。途中、「クロノ!」と合流して、医務室へ向かって走る。そんな中、「悪い知らせがある」ってクロノが話しかけてきた。
「それ、今聴かないとダメ?」
「・・・これからなのは達から真実を聞かされるか、今すぐ僕から推測を聞かされるか、まぁ聞かずともいい話かもな」
クロノはかなり困惑しているよう。そんな表情を見せられたら「・・・・聴かせて」と言うしかない。
「先ほど、マルスヴァローグ空曹長に聴いたんだが、ロウダウナーが捕まったそうだ。・・・捕まえたのはパラディース・ヴェヒター。捕縛場所は第97管理外世界・極東地区、現地惑星名称・地球は陸上国家・日本、関東地区海鳴市、海鳴臨海公園。予測時刻は、日本における時刻で午前8時30分から9時00分までの間」
「・・・・は? なのは達が再会を喜び合っていた時刻に、あの公園でパラディース・ヴェヒターとロウダウナーが衝突していた、っていうこと?」
「おそらくだが。ここからが僕の推測だ。もしパラディース・ヴェヒターとロウダウナーが衝突しているのを、なのは達が目撃してしまったら・・・」
「たぶんフェイトが管理局員として戦闘停止を呼びかける・・・」
そこまでは容易に想像が出来た。正義感に目覚めたフェイトなら確実にそうする。でも「どうして全滅しちゃってるわけ?」パラディース・ヴェヒターが居たなら、なのは達があんな目に遭うわけがないはず。仮にも悪――犯罪者狩りをし、弱き者を助ける騎士集団だ。となればなのは達をロウダウナーとの戦闘に巻き込まないようにするはず。それなのになのは達が意識を失うような事態になるなんて・・・。
「パラディース・ヴェヒターは魔導犯罪者を許さない。もしなの
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