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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos14幼き勇者たちの決意〜Unbeugsam Wille〜
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蒐集を終え――ん? 待て、何だ、この状況は。夜天の主はやて(オーナー)と同じくらいの子供たちではないか・・・!」

シュリエルが俺たちの周りに倒れ伏しているなのは達を見、俺たちに非難の目を向けて来た。ここで俺はシュリエルにもジュエルシードやPT事件のことを伝えた。

「・・・ランサーの情報と言え信じ難い話だな。改めて情報の正否を確認するべきだ」

「私もマスターの意見に賛成だ。最悪我らは大きな失敗を犯したのやもしれんぞ」

「おいおいおい。場合によっちゃあたしらは勘違いでコイツらを潰したってことになるのかよ」

非難の視線が一斉に俺へ。さて、それじゃあ予定通りに怒声や罵声を浴びることにしようか。PT事件の情報を空間モニター2つに表示。PT事件は既に終わり、プレシアは死亡、フェイトは裁判にて無実判決を受けた、という最新の情報をみんなで見る。

「ランサー・・・・こんの・・・馬鹿ッッ!!!!」

「何故最新の情報を確認しなかった!?」

「ランサー・・・、お前はなんてことを・・・」

それを知るや否やヴィータの飛び蹴りが俺の腹を捉えた。シグナムには怒鳴られ、シュリエルからは冷たい視線をプレゼントされた。
その後、俺はなのは達を上級治癒術式のエイルで回復させて休憩所のベンチに座らせ、はやての待つ家へと帰った。必要なことだったとは言え、はやてにも怒られ、いや悲しませてしまうと思うと胃に穴が開いてしまいそうだ。が、「俺はもう、立ち止まるわけにはいかない」最後まで描いたシナリオ通りに事を進めなければ。それが俺の選んだ道の責任だ。

†††Sideルシリオン⇒イリス†††

ロウダウナーを追ってわたしとクロノはフェイト達が降りる予定地点の海鳴市は臨海公園へとやって来た。そこはかつてなのは達と別れの挨拶、再会の約束を交わした場所。懐かしい海鳴市の潮の香り、そして「さむっ!」冷たい海風がわたし達を歓迎してくれた。
もう少し懐かしみたいところだけど、今はとにかくなのは達の安否確認、そしてロウダウナーの居場所だ。まずはわたしにとって一番重要ななのは達の安否。でもわたし達は労することなくみんなを見つけることが出来た。近くの休憩所のベンチに寄り添うように仲良く並んで座ってるじゃない。

「ほっ。良かった。・・・なのはー、アリサー、すずかー、久しぶりぃ〜〜?」

やっほーい、なのは達と逢うことが出来る。なのは達に向かって駆ける。クロノはわたしの背に向かって「しょうがないな。ロウダウナーの行方は僕の方で調べる」そう言ってくれたから、「ダンケ?」振り向きざまに投げキッスをプレゼント。するとクロノは目に見えて顔を赤らめて、「さっさと再会を喜び合って来い馬鹿!」なんて怒鳴ってきた。照れちゃって可愛い♪

「シャルだよ〜! ねえねえ、
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