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Epos14幼き勇者たちの決意〜Unbeugsam Wille〜
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†††Sideルシリオン†††

俺は今日までどうやって無理なくなのは達に襲撃を仕掛けられるかと数通りのパターンを思案していたが、それは思わぬところからキッカケを得ることが出来た。追っていたロウダウナーが海鳴市に降り立ったのだ。
ロウダウナーには色々と思うところはあったが、デスペラードパーティで連中を潰さないで良かったとは思った。まぁ悪道から離れて正道を進んでほしかったと言うのも本心だったが。

(ああ、ツイている、ツイているぞ俺は!)

ロウダウナーに遅れて海鳴市に戻ったその時、偶然なのは達がフェイトとアルフ、そして信じがたいことにアリシアと再会を喜び合っていた場面だった。アリシアが生きていることについては目が飛び出しかねない程に驚いたが、それを表面に出ないように努めた。プレシアが死に、アリシアが蘇った。理解できない事態だが、すでに済んだことだ、気にはすまい。・・・本当はすごく気になるが。

(この機会、逃すわけにはいかない。すまないな、みんな)

フェイトが管理局員で、なのは達が一般人であることをシグナムとヴィータに知られないようにするためにシャルの無音結界を展開。おかげで真実を知らないままシグナムはアリサとすずかを撃墜し、ヴィータはなのはを撃墜、俺はアルフを凍結捕縛した。と、親友を墜とされた怒りや悔しさで半ば暴走しているフェイトが俺に仕掛けてきた。

(イリスやクロノに相当鍛えられたようだな。暴走気味でも鋭い斬撃だ)

柄が半分になっている“バルディッシュ”であるにも拘らずフェイトの斬撃の鋭さを残している。が、それでは俺に届かない。なのは達のリンカーコアを呼び出した“夜天の書”に蒐集させつつ、片手間で済む防衛に意識を割く。フェイトの流す涙の量が次第に増えていく。
止めたいところだがそうはいかない。フェイトの攻撃のクセは憶えている。だからこそ見ずとも相殺することが出来る。蒐集があと僅かで終わると言う時、フェイトは焦りからか大振りの一撃を繰り出してきた。

(レイジングハートはいい具合に破損しているな。なら、あとは俺がバルディッシュを・・・)

大きく破損させる。その破損が後にベルカ式カートリッジを取り込むことになる修復に繋がる。アリサとすずかのデバイスはどうなるか予測不能だが、多少の強化は施されるだろう。俺は“エヴェストルム”を振るい、“バルディッシュ”を大きく破損(だがコアが完全破壊しないよう)させ、フェイトの手から弾き飛ばす。涙を溢れさせている目を大きく見開くフェイトに穂先を向ける。

「しつこいぞ」

――煌き示せ(コード)汝の閃輝(アダメル)――

「おい、ランサー!」「待て、ランサー!」

シグナムとヴィータに制止を受けるが、問答無用でフェイトに閃光系砲撃アダメルを放つ。フェイトは成
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