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鉄槌と清風
67部分:66:六課復帰/それぞれの休暇
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が違うね」

 「あぁ…虹彩異色か」

 「こーさい?」

 「目の色が違う事だよ、古代ベルカの王族に多いんだ」

 その答えに

 「ヴィヴィオは【聖王】だからですよね、よしくんは?」

 「俺は【風王】の一族だな、【聖王】とは同じくらいの時代の血筋かな」

 「そうなんですか、凄いですねっ」

 「そうでもないぞ、子供の頃は此処まで色はっきりしなかったしな、それに血筋とか今の時代じゃ威張れるもんでもないし、気にしなくても良いと思うしな」

 ぽむぽむとヴィヴィオを撫でる。
 嬉しそうに微笑むヴィヴィオが、ジュースを飲みきり

 「はい…休憩はおわりです、もういっかいおねがいします」

 「おう、んじゃ簡単な型からおしえるからな」

 そういって、ヴィヴィオに言葉では無く、身体に型を覚えさせていく。



 でもって、ずらした休暇の日、これから3日は自由になる。

 「まず、地球からだな、往復して、残りで海上隔離施設と、ミッドで噂になってるレストランかね」

 「そうだな、あたしはそれで良いぞ」

 「うむ、我も構わぬが…格好はどうする」

 「あたしの服かしてやるから、フレーム最大でいいんじゃねーか、地球ではセプトサイズの人も浮いてる人もいねーし」

 「だな、そうしとけ」

 「心得た、ではヴィータ服は頼む」

 とそんなやり取りをして、転送ポートから地球の良彦の部屋へ移動、日本は平日だったので翠屋へ。

 「いらっしゃいませー、ッと、良彦君、お帰り…それにヴィータちゃんもいらっしゃい」

 出迎えてくれたのは美由希さん、直ぐに士郎さんと桃子さんも顔を出しお互い挨拶、セプトも紹介する。

 「なるほどね、色々なことがあったのね、良彦君」

 「まあ、程ほどに、其れでこれお土産です、皆さんでどうぞ」

 以前からミッドのお菓子とかを桃子さんが食べたがっていたので今回は、一寸奮発して、評判の良い一寸高い店のお菓子詰め合わせだ。

 「ありがとうね、それで今回はどの程度いられるのかしら?」

 「一応明日朝にはもどろうかと」

 「じゃ、その間に詰められる部分をつめよう、夕食は家で食べると良い」

 桃子の問いに答え、士郎がそういってくれる。

 「はい、おねがいします」

 「おじゃまします」

 「うむ、よろしく頼む」

 それに3人答え、結局夜に披露宴の話を詰めていき、その内士郎は披露宴ではしっかりと酒を飲んでもらう、とか言い出したりした。
 桃子さんは、ヴィータをどう着せ替えするかを語り、折角だからセプトも着替えようと言い出したり。
 まぁ、平和に時間は過ぎて、翌日…良彦、ヴィータ、セプトは挨拶をしてミッドへと
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