第84話 少年は力を受け入れるようです
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定も、彼とラカンが笑いながら決めていた為に安直な考えしか持てていなかった。
「なっ……!そんな話聞いてねぇぞ!?知ってたんなら止め「マトモじゃない方法ないんだ。
これくらいはネギも覚悟の上だろ?」
「………!!くそっ!」
Side out
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subSide ネギ
「う……?ここは?」
エヴァンジェリンさん(もどき?)に頭を掴まれた後。目を覚ますと、そこは真っ白な空間に一本街灯の
様なものが経っているだけで、他には何もない。一体ここは――
「構エロ。構エナケレバ……死ヌゾ?」
「え、エヴァンジェリンさん……。」
「精神ノ死ダガナ!」
ブォッ――!
「ぐ…!!」
途端、エヴァンジェリンさんが手から光の剣を出して斬りかかって来る。
修業で何度も見た愛用の魔法『断罪の剣』。密かに練習していた劣化版の剣で受け止める
。
「ホウ、『断罪の剣』カ。私ノ真似事カ、ハタマタ兄様ノ真似ト言ウ訳ダ?
成程成程、最初カラソノ気ダッタト言ウ事ジャアナイカ。ククク………馬鹿メ!」
ガキィン!
「ぐぁっ……!」
「ハハハハ!自ラ闇ヲ選ブ愚カ者ガイルトハナ!!」
弾き飛ばされ再びエヴァンジェリンさんの方を見ると、周りの風景が一瞬にして大橋の・・・
あの大停電の日と同じ風景になる。場所が・・・まさか心象風景の具現化って言う奴か?
いや、落ち着け。ここは多分僕の頭の中だ。ここもあの人も本物じゃない筈!
「闇トハ何ダ?ボーヤ。光ノ影、昼ト夜、正ト邪、善ト悪、秩序ト混沌、条理ト不条理……。
キン キン キン キン キン キン キン
ダガココデ貴様ニ必要ナノハ、モットしんぷるナ力ダ!!」
ガキキキキキン! ギュゴッ! ドボゴゴゴゴゴバァ!
「うわぁぁっ!」
喋りながら、いつもの修業の様に氷の中級魔法を雨霰と撃って来る。
妙に声が聞き難くく、頭の中で反芻しながら避けているから、少しずつ掠って行ってしまう。
落ち着け、今のこれは僕の記憶とかから作られた僕の『影』・・・僕のイメージなら―――
「ソレハ全テヲ飲ミ込ム暗キ穴ニシテ始マリノ闇……始原ノ混沌ダ!」
ズグアァッ!!
「ぐあぁぁっ!」
「コノ意味ガワカラナケレバ……貴様ハココデ私ニ敗レ、死ヌ。」
す、全てを飲み込む始りの闇・・・?闇のイメージ・・・。
エヴァンジェリンさんや、闇方面の人のイメージ、イメージ・・・か、勝てる訳ない!
いや待て、それじゃぁ駄目なんだ!
「―――尤も、貴様は
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