例えばこんな部屋で過ごすのはやたら長く感じるだろ
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んのISフレームは蜘蛛みたいだったんで虫だらけである。ムシキングでも決める気だろうか。
ここで当然IS学園が迎撃に出ることになったのだが・・・突然の事で出撃できたのはセシリアとシャルだけだったらしい。
ティアはサイレントゼフィルス・・・長いからフィーと呼ぼう。フィーとそりゃもう壮絶なドッグファイトを繰り広げたそうだ。2機とも装備の特徴は同じなので恐らくレーザーの応酬だったろう。
対するシャルは不覚を取って大苦戦。もう少しでファリンを取り上げられるところまで行ったそうだが、その場に駆けつけたジェーンさんに助けられたとか。結局テロリストは仕掛けるだけ仕掛けて帰っていったということらしい。
その件でシャルロットは重傷を負い、今はIS学園の特別医務室に入院中。ISによるパイロット保護機能の応用で治療にそれほど時間はかからないそうだが、心配だ・・・
そして、ラウラとレン。ラウラは事件現場で頭に傷を負って倒れているのを発見されたが、これは・・・ウツホがやってしまったらしい。振りほどこうとして、力加減を間違ったと。そして、それを苦にIS学園を自主退学したと。
感情がうまく言葉に出来ない。ただ何となく、悔しい気がした。早く此処から出たい。
9月20日
ずっとISの事を考えている。ここに書けば、少しは整理がつくかもしれない。
オウカとウツホが起こした2つの暴走とも言える行動。最初はショックだったが、改めて考えなおすと違う側面が見えてくると思う。
すなわち、ISが「怒り」「苛立ち」を覚え、それを放出する手段として「激昂」を用いた。
これは機械的に筋道を立てて行ったそれではなく、いわば子供の癇癪そのものではないだろうか?力加減を間違えたから、相手を気遣うだけの冷静さを保てなかったから、だからこれは起きた。
実に―――人間的だ。いや、人間の行動そのものだ。ISの「怒り」だ。
これは、この実に人間的な感情は、恐らくコアネットワークを通じて全世界のISが知っただろう。ISはまた一つ人の感情を学び、人に近づいた。ISが感情を知った・・・?それって、今までのISとどう違う?今までのISは人に乗ってもらえる嬉しさしか知らなかった。それだけが存在意義だった。それが変わって来るのか?ISが人を拒絶するとき・・・ISが人と等しくなるとき・・・その時に、フラグメントマップは一体どうなる?
すごいねごーくん。君は今、確実に答えに近づいてるよ。ご褒美として君がこれを読んでいる頃には謹慎が解けるようにしておくね。後の事は自分の目で確かめてね!
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