危機、到来〜
[3/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
・・余力を残すかダメージ覚悟か・・・」
「お待たせ!」
シィが明命に殴りかかる。
「シィ!待ってた!」
「ごめんごめん。二人があまりにも速くて・・・キリエ、モード双剣でお願い」
『了解です!』
『シィさんに続きましょう、亮さん』
「ああ!シィ、掻き回してくれ。一発目覚まし代わりにぶちこんで見る」
「うん!」
今度は二人がかりだ。さすがの明命も多少は焦りが・・・見えない。
「はぁ!」
「たらぁ!」
だが、確実に隙は増えてる。俺はシィが明命に斬りかかったタイミングで背後に周り・・・拳を引く。
「拳を引き・・・身体の力、踏み込む際にも・・・」
拳を開き、指の第1、第2関節を曲げる。掌底の形だ。踏み込む足から回転させる腰、全ての力を無駄なく腕に、拳に伝える。
「アンチェイン・ナックル!!」
更に、クラナ特有の透明な魔力。そして彼自身が鍛え、増大した気を流す。気と魔力は反発しあい・・・更なる威力を生み出した。
ズガァァン!!
明命が防御するが、それごと吹き飛ばす。
『アンチェイン・ナックルを・・・』
『ただ、相棒達が使うのとは打ち方が違いましたね』
「ああ、自己流だ。クラナの魔力はすぐ消えちゃうらしいけど、魔力である以上気とは相性がよくない。消える前に爆発させれば威力の向上にも使える」
「ふーん・・・クラナ、全部終わったら手合わせしようよ」
『え?シィさんと・・・?』
『見た目はフェイトさんそっくりでも戦い方が違いますから・・・斬新な戦いになりそうです』
「・・・お喋りは終わりみたいだ」
見ると明命は立ち上がっていた。
「・・・どうやら逸らされたみたいだな・・・」
「決まったようにみえたけどなぁ・・・」
『服が破れただけ・・・ですね』
「マジかよ・・・」
初めて使う技じゃ手応えがよく分からない・・・咲の方は・・・
咲〜
「オォラ!!」
ガゴォン!
振り下ろした鎌は避けられ、直後に来た刃を回避する。
「っとと・・・」
「早貴ちゃん、離れて!」
サチさんが白い弾を発射し、恋が弾いた隙に剛鬼が攻撃するが、闇の障壁で防がれる。
「堅い上に破壊力抜群・・・なんつーチートだ・・・」
・・・今にして思えば、凄い人物と両思いだったのか・・・
「お互い大変だよな、剛鬼」
「・・・大変とは思わないな」
「・・・はっ、お前ならそう言うと思ったぜ」
恋が構え・・・
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ