暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
危機、到来〜
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、している・・・つもりです」

「ならOKだ!俺も信頼している!」

明命の攻撃を回避し、転がりながら携帯をクラナに投げる。

「コイツなら・・・イレギュラーキャプチャー!」

クラナを光が包み、俺と一体化する。服装はクラナのバリアジャケットに、髪もクラナと同色だ。


『これ・・・!?』

『ほうほう、亮さんと一体化した・・・と言うことですか』

『いや、ワケわかんないし!俺はユニゾンデバイスじゃないぞ!?』

「・・・クラナ、お前・・・結構饒舌なのな」

『え!?あ・・・いえ・・・なんで』

「あ、悪い。これ使うと対象の思った事がほぼ筒抜けになるんだよ」

『よかったじゃないですか相棒。少しとはいえ本当のあなたを知ってもらえましたよ?』

『うるさい!いいから喋る前に戦えって!』

「はいはい」

『あ、いや、今の亮さんに言ったんじゃ・・・』

「アル、感覚はクラナと同じで構わない。違うのは戦い方くらいだ」

『了解しました。一時的にですが、サポートに務めさせて頂きます』

「頼む!」


『俺は・・・』

「祈っててくれ。・・・ギア、解放!」

「早くしてよー!」

シィが必死に明命の攻撃を捌いていた。

「悪い!時間稼ぐから・・・」

「うん!ちゃちゃっと詠唱するよ!」



このステータスなら目も身体も追いつく!


「オララララ!!」

明命の斬撃を捌きながら拳を放つ。・・・ストライクアーツ自体はスバルの真似をした際にも使ったが・・・今回は中国拳法混じりだ。


『なるほど・・・確かに相棒とは違いますね』

「一、応!クラナの動きもっ!混ぜてるけどなぁ!」


喋りながらも集中して動き続ける。何せお互いが高速移動だ。下手をすれば高速で壁に激突して自爆でミンチ・・・なんてバカな死に方もあり得る訳だ。

ビュン!フォン!

瞬きも出来ない状況でただひたすら明命に打撃を放ち続ける。



「くっ・・・」

だが明命の顔にまったく表情がない為疲れが分かりにくい。お陰でこっちは焦る一方だ。


「っ!」

ガッ!

「おわっ!?」

『!?』

足払いを喰らって体制が崩れ・・・ながらも片手をついて蹴りを放つ。・・・それすらも避けられたが、手で地面を弾いて反動で立ち上がる。

「ふー・・・」

『周泰さんは・・・体術も?』

「(ああ。どちらかと言えば明命は関節を狙うタイプだけどな)」

以前も一度折られかけたことがあるし・・・

「アル、ギアは・・・五段階が限界だよな」

『・・・はい。それ以上は身体に負担がかかります。・・・お勧めできません』

「だろうな・
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