暁 〜小説投稿サイト〜
東方夢想録
博麗神社 編
博麗霊夢ルート
第14話 とある博霊家の夕方
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オレから逃げるように速く飛んで行く霊夢を追いかける
あれだけのスピードで何かにぶつかったら痛いじゃすまないだろう
こちらは星花を乗せているのであまり荒い運転はできない

青年移動中???

前の方に広場が見えた。真ん中には湖がありその湖を囲むように道が出来ている
その道の外には芝生(しばふ)があり、その芝生には幾つも木の立札(たてふだ)が立っている

「なんだあれ?」

霊夢「あの札には名前が書いてあってね。あの札の立っているある程度の土地は札の主のものになる」

「霊夢はあの札を立てにきたのか」

霊夢「そうそう」
と霊夢は地面に降りる

「間違えた。霊夢はオレにこきつかってあの札を立てさせに来たのか」

霊夢「そうそう...って人聞きの悪い。手伝わせてるだけよ」

結局こきじゃないのか?

「んで、何処(どこ)に立てるんだ?」

霊夢は「そうねぇ〜」と言い歩き出した
オレは星花の手を握ると、歩き出す霊夢を追いかけた



結構長い間歩き回った
二日前にも関わらず大分札が立っていたのだ
これは確かに早いうちから陣取ってなければいけないな

霊夢「この辺ね」

霊夢がそう言い指差した場所は、広場の入り口付近だった
そこには広場の看板(地図)やらいろいろ立っていた
霊夢の作戦では、この看板を見ているときに丁度言い具合に買ってくれる。と言う作戦だそうだ
それに入り口付近なので祭りに来た人は一番財布に余裕があるときらしい
それにしても、この巫女は何処までお金に困っているのだ

「適当に刺しとけばいいんだな?」

霊夢「うん」

オレは芝生に札を立てた。正式には星花と一緒に立てた
ぶっちゃければ立てるのに約10分かかったからな

「立て終わったぞ」

霊夢「あっ、ご苦労様」

気を使ってくれたのか、霊夢は紅茶を飲みながらもう一つ取りだし「ほい」とオレに温かい紅茶をくれた
オレが星花にもその紅茶を分けようとしていたら、霊夢が星花に自分の紅茶を分けてくれていた
後々見返りをくれと言われそうだが...まぁいいか

霊夢の笑顔やら何やら。霊夢が嬉しいならオレも嬉しい
霊夢の頼みなら何でもしてあげたい

「霊夢、今言うのはなんだが」

霊夢「なに?」

「オレ多分霊夢のこと好きみたいだな... どうやら友達とかそんな甘いもんじゃないらしい」

霊夢「....」

霊夢は顔を赤くした、だが何時(いつ)ものとは少し違っていた
赤くした顔を直ぐ戻し

霊夢「奇遇ね、私もよ♪」
と笑顔で返答してくれたのだ

霊夢「さて、買い物の前に一旦帰るわよ」

「了解... うっ!!」

頭に激痛が走った、自分に何かが入り込
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