暁 〜小説投稿サイト〜
戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
三章
新たな恋人×模擬演習
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
て。味方は一瞬下がってからな」

と言ってから望遠鏡で見たら、お、いたいた。和奏と犬子発見。ちなみに俺は高度三千m辺りにいるから、たぶん大丈夫だろう。で、今は双方ぶつかった。「今だ!」と思い狙撃班に撃てと言った。そして狙撃の音と共に和奏と犬子の脳天と心臓辺りにペイント弾が付着した。撃たれた衝撃が少しあったのか、倒れた和奏と犬子に対して俺は素早く降りて和奏と犬子の所に行き拡声器を持って名乗りを上げた。

「黒鮫隊狙撃班!赤組先鋒、佐々内蔵助成政と前田又左衛門利家を討ち取ったりーーーーーー!」

俺が拡声器で勝ち名乗りを上げたら、戦場に鳴り響く。

「今です!皆の者、押し返せ!」

麦穂の合図により皆は押し返した。一真隊もその中に混じっているが、まあいいとして。和奏と犬子を本陣に持って行った。で、今は敵の勢いを止める事に専念してたが、黒母衣衆と赤母衣衆の筆頭が討たれたため動揺が走ったようだ。その瞬間を見逃さないために赤組を押し返し、押していく白組。開戦早々に、敵将二人を討ち取った白組は押していく中俺は再び空中にいた。望遠鏡を見て戦況を見てた。

お、あそこに黒鮫隊が潜めているな。と思ったら掛かれ柴田、鬼柴田の異名を持つ壬月率いる柴田衆の猛攻を、八陣の法を駆使して、翻弄する麦穂たち丹羽衆。ちなみに八陣の法とは、鶴翼・魚鱗・方円・衡軛・鋒矢・偃月・雁行・長蛇の陣のことを総称して、八陣と呼ぶ。

ここで一度丹羽衆と一真隊と滝川衆が下がったため、残りの黒鮫隊に攻撃命令を出した。姿は透明だったけど、相手は目の前にいるから狙いやすかったと聞く。そして敵部隊を全てペイント弾で撃たれた後、狙撃班による攻撃で終止符を打った。白組は勝ったが負けた赤組はペイント弾で脳天や鎧に付着した塗料だらけになっていた。

「全く・・・・貴様らも少しは警戒しておけと言ったであろう!」

と言った後に壬月は和奏と犬子に拳骨を喰らった。あれは痛そうだ、だけど和奏は反論した。

「でも壬月様!警戒していたとしてもいきなり当たったので、正直どこで撃ってきたのか分かりませんよ」

「そうですよー!」

「ふむ。まあ確かにこいつらの言う通りだが一真様、狙撃班はどこに配置されてたのですかな?」

「白組本陣からもっと後方からの木の上で待機してあった」

と言ったらマジかよーとか言ってた和奏。そりゃそうだろうな。この時代の銃より距離は遥かに違うのだから。

「何と!まあしかし、すぐ討ち取られるのも隙だらけだった訳ですかな。これが殿のご身辺を守り奉る、馬廻りの精鋭の筆頭かと思うと、情けなくて涙が出てくるわ」

「ま、まあまあ。壬月もその辺りで勘弁してあげたら?」

「うむ。そこらで勘弁してやれ」

「しかし、殿!」

「おけぃ。・・・・二人
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ