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戦国†恋姫〜黒衣の人間宿神〜
三章
調略結果
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す。演習は赤組、白組に分けて行う。赤組は不肖、勝家が指揮を執らせて頂く。白組の指揮は丹羽五郎左。また赤組には佐々、前田を配置。白組には滝川、織斑。以上だ。何か質問はあるか?」

「墨俣近辺で出張ってやるって話ですけど、稲葉山の連中は大丈夫何でしょうね?」

「演習中に横槍ーとかなったら、まずいかもー」

「それを試す思惑もある」

「どう言う事ですー?」

「稲葉山近くで、堂々と演習をする織田の軍勢に対し、手を出すか否かで、稲葉山の士気がある程度見えてくると言う事ですよ、犬子ちゃん」

なるほどーと言った犬子に対してはいいが、もし攻撃してきたらに対しては反撃すると言ってた。という事はガチ装備でやるって事かな?だが、今の連中にはペイント弾だけを用意しろと言ったからどうなんだろうな。

「人数はそれぞれ三千。それぞれ大将がいる本陣を制圧するか、大将の馬印を奪えば勝利とします」

馬印っていうのは、己の存在を明示するため馬側や本陣で掲げた印。トレードマークみたいなもんだ。

「制限時間はー?」

「二刻だ。・・・・それで勝負つかんかったら、勝負がつくまでやるから、覚悟せい」

一刻が確か現代でいうなら二時間だから、二刻だと四時間か。

「質問。一真隊はいいが黒鮫隊についてはどうしたらいい?」

「それは我が答えよう。一応一真隊の中に入れていいが殺してはダメだ。あとどの位までの距離を知りたい」

「それについては心配ない。ペイント弾という弾を使う。ペイント弾とは、当たったらここで言うなら墨が付く事になる。殺傷能力はないから安心しろ、ただし当たったら衝撃はあるかもな。あと使われている塗料には、一般的に水洗い出来るものだ。だから当たったら撃たれた証拠になるから当たったら退場してくれ。それについては了解した。ここの鉄砲とは大きく違う物だとお見せしよう」

「承知した。では各々、良いな?では解散する。すぐに準備に取りかかれ」

「「御意」」

家老が言ったあと解散となった。なぜか知らんが俺は今久遠の屋敷にいる。これからブラック・シャーク隊の打ち合わせをするところだったんだが。まあいいやと思って扉を開けた久遠。
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