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ゲルググSEED DESTINY
閑話 一日遅れの St. Valentine's day!
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わず叫んでしまう。そして、近くにいたシンは当然その声を聞きつけた。

「あれ?ルナじゃん。そんなところでどうしたんだよ?」

「え、あ……シン!?あの、バレン……じゃなくて、そう!チョコ、昨日メイリンが作ってたんだけど材料が余ったらしくてそれを使って作ったの!だから、アンタにも、あ、あ、あげるわ!」

緊張し過ぎである。しかもバレンタインの為のチョコレートだという事を誤魔化した。

「え、でも……昨日チョコレート大量に貰ったから……他の奴に渡しなよ。例えばアスランとかさ」

そんな事をいって受け取るのを断ろうとする。実はシン、意外とというと失礼だがかなりモテる。フェイスでエリートの赤でエースパイロット。子供っぽいとよく言われるが物の好み自体は年相応であり、性格が子供っぽいのだ。そのおかげで話題は他者と意外と合い、性格の子供っぽさから女性の母性本能を刺激するという何とも都合のいい人物なのである。

「……シンの、バカァァァ―――――――!!!」

シンもシンだ。学習しない奴である。ハロウィンの時にもぶたれたことをもう忘れていたようだ。ちなみにもらったチョコレートも全部義理だとシンは勘違いしていた。オーブには義理チョコの文化が存在しているのである。
結局、今日もルナマリアは思いを伝えることは出来なかったとさ。

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