暁 〜小説投稿サイト〜
dark of exorcist 〜穢れた聖職者〜
第8話「現れた災厄」
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驚きを隠せなかった。
"フォカロル"と"べリアル"。どちらも上位の悪魔だ。
"フォカロル"は風の悪魔。べリアルは火の悪魔。
その中で5人が驚いたのは、べリアルの名前。
べリアルは、上位の悪魔の中でベスト5に入るほどの実力を持っている。
「なるほど………"人間に擬態"してんのか………」
パトリックが呟いた。
上位の悪魔は、悪魔狩りの追撃を避けるために"人間に擬態"するという特徴がある。
もし、この2人が本当に擬態した上位の悪魔なら………とても厄介な状況にある。
「どうした?俺を焼き殺さないのか?なら………悪魔狩りもろとも死ね」
フォカロルと呼ばれた灰髪の男が、殺意を剥き出しにした眼で5人とパーカーの青年……"べリアル"を睨む。
「…………やるしかないな」
キリシマが日本刀を強く握り、静かに呟いた。
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