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dark of exorcist 〜穢れた聖職者〜
第8話「現れた災厄」
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ね」


その通りだ。50体の下位悪魔は前座に過ぎない。


「……………………」

「……………………」

クリスとキリシマが静かに意識を集中させ、周りの気配を探り始めた。







「…………………〜〜…………〜〜…………」


何かが聞こえた。



「……………ふざけ…………お前…………」


誰かが話している?




「キリシマさん、今の聞こえましたか?」

「……………聞こえた。それに普通とは違う気配もな」

「え?なんだ?お前ら何を感じたんだよ?」

話し声と気配を感じたクリスとキリシマ。そして状況が全く分からないパトリック。




「………………行ってみるか」

そう言うや否や、キリシマが走り出した。

「お、おい!待てって!」

「はぁ……何がどうなってんのよ……」

「まあまあ、キリシマ君に着いていこう、アリシアさん」



















「お前は悔しいと思ったことはないのか?長い間閉じ込められたことを……」

「あぁ、悔しいと思ったさ。だから出れた時は復讐してやるって思ってた。でもよ……」


5人の悪魔狩り以外に、2人の人間が何か口論している。

「なぁあんたら!喧嘩に加わるつもりはないが、ここではやめてくれないか?」

「事情は言えませんけど、ここは危険なんです。この場所から離れてくれませんか?」

クリスとパトリックが口論していた2人の間に割って入った。
ゴブリン達は殲滅したとはいえ、まだ確実に安全というわけではない。そんな場所に一般人がいるのは
危険極まりない。戦いに巻き込まれてもおかしくない。



「…………何故誰もかれもが邪魔をする……………」






「何故邪魔をする悪魔狩り共がぁぁぁぁぁぁ!!」


「「!?」」



口論していた灰髪の男が突然叫び出した。
5人は一斉に身構えた。5人はまだ自分達が"悪魔狩り"だとは言ってない。
そもそも、"悪魔狩り"という言葉を知っている時点でおかしい。


「よせ!」

口論していたパーカーの青年が、灰髪の男を止めようと駆け出す。

「………! 避けろ!」

キリシマが叫ぶ。その瞬間………


ゴォゥ!!

とてつもない勢いで突風が吹いた。
風が当たった地面は、まるでミサイルが直撃したように深く抉れていた。


「"フォカロル"………お前、風を使ったな……」

「フン、天敵に攻撃して何が悪い?不満があるなら俺を"焼き殺せ"。なぁ?"べリアル"」


フォカロル!? べリアル!?

5人の悪魔狩りは
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