暁 〜小説投稿サイト〜
dark of exorcist 〜穢れた聖職者〜
第8話「現れた災厄」
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ね」
その通りだ。50体の下位悪魔は前座に過ぎない。
「……………………」
「……………………」
クリスとキリシマが静かに意識を集中させ、周りの気配を探り始めた。
「…………………〜〜…………〜〜…………」
何かが聞こえた。
「……………ふざけ…………お前…………」
誰かが話している?
「キリシマさん、今の聞こえましたか?」
「……………聞こえた。それに普通とは違う気配もな」
「え?なんだ?お前ら何を感じたんだよ?」
話し声と気配を感じたクリスとキリシマ。そして状況が全く分からないパトリック。
「………………行ってみるか」
そう言うや否や、キリシマが走り出した。
「お、おい!待てって!」
「はぁ……何がどうなってんのよ……」
「まあまあ、キリシマ君に着いていこう、アリシアさん」
「お前は悔しいと思ったことはないのか?長い間閉じ込められたことを……」
「あぁ、悔しいと思ったさ。だから出れた時は復讐してやるって思ってた。でもよ……」
5人の悪魔狩り以外に、2人の人間が何か口論している。
「なぁあんたら!喧嘩に加わるつもりはないが、ここではやめてくれないか?」
「事情は言えませんけど、ここは危険なんです。この場所から離れてくれませんか?」
クリスとパトリックが口論していた2人の間に割って入った。
ゴブリン達は殲滅したとはいえ、まだ確実に安全というわけではない。そんな場所に一般人がいるのは
危険極まりない。戦いに巻き込まれてもおかしくない。
「…………何故誰もかれもが邪魔をする……………」
「何故邪魔をする悪魔狩り共がぁぁぁぁぁぁ!!」
「「!?」」
口論していた灰髪の男が突然叫び出した。
5人は一斉に身構えた。5人はまだ自分達が"悪魔狩り"だとは言ってない。
そもそも、"悪魔狩り"という言葉を知っている時点でおかしい。
「よせ!」
口論していたパーカーの青年が、灰髪の男を止めようと駆け出す。
「………! 避けろ!」
キリシマが叫ぶ。その瞬間………
ゴォゥ!!
とてつもない勢いで突風が吹いた。
風が当たった地面は、まるでミサイルが直撃したように深く抉れていた。
「"フォカロル"………お前、風を使ったな……」
「フン、天敵に攻撃して何が悪い?不満があるなら俺を"焼き殺せ"。なぁ?"べリアル"」
フォカロル!? べリアル!?
5人の悪魔狩りは
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ