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こんな私(俺)の物語
第十四話 聖剣ですか破壊計画ですか
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と速度で攻めろ。

「我が剣は破壊の権化。砕けぬものはない」

ゼノヴィアはエクスカリバーのクルクルと器用に回転させ、天にかざし、一気に地面に振り下ろした。

ドォォォォォォオオオオオオオオオンッッ!

凄まじい轟音と、地響きが起こる。土煙スゴ!結界を張って土煙を防ぐ。目に入ったら大惨事だ。
収まった後、残ったのは、広場に出来たクレーターだった。脳筋め。

「これが私のエクスカリバーだ。有象無象の全てを破壊する。『破壊の聖剣《エクスカリバー・デストラクション》』の名は伊達じゃない」

破壊力重視のエクスカリバー、それが破壊の聖剣《エクスカリバー・デストラクション》。俺から見たら、無駄な破壊が多いな。あの威力が一点に集まったとしたら、恐ろしいな・・・。

木場はその光景を見て、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべた。

「・・・・・・真のエクスカリバーでなくてもこの破壊力。七本全部消滅させるのは修羅の道か」

それでも、壊す気か。でも、自分を大切にしろよ。

『Boost!』

「もう!ゼノヴィアったら、突然地面を壊すのだもの!土だらけだわ!」

三度目の倍加と、イリナの毒づきが聞こえた。

「でも、そろそろ決めちゃいましょうか!」

明らかに一誠よりも早いスピードで斬りかかる。が、ギリギリではあるが、一誠は避けていた。意外と避けれてるな。ギリギリだが、確実に反応できている。

「やるわね!避け方が上手いわ!主によほど鍛えられているようね!」

「まあね!俺のご主人様はしごきが激しくてさ!お陰で自分よりも格上が相手でも結構頑張れるんだよ!そして、俺の奥の手を見せてやる!」

奥の手?なにがあるんだよ?

『Boost!』
「いくぜ、ブーステッド・ギアッッ!」
『Transfer!!』

え?と、譲渡(トランスファー)?何故に?何処に?
エクスプロージョンじゃないと勿体無くないか?何を考えてるんだよ!内心舌打ちしながら、俺は雪夜を構え、いつでも介入できるようにしておく。一応、考えはあるのだろう。なかったらアイアンクローだ。

イリナが斬りかかる。一誠が余裕をもってかわす。追撃をイリナが仕掛ける。しかし、読んだように既にそこに一誠はいなかった。
バカな!一誠がイリナの剣筋を完全に見切ってやがる!しかも、イリナの一歩先の行動をしている!身体能力は俺の負荷結界でちゃっかり上げていた。もっとも、俺の近くにいると自然と重力が強くなっちゃうから、必然的にそうなっただけなんだけど。しかし、その変化ははっきり言って微々たるモノのはず!戦闘経験が圧倒的に少ない一誠が完璧な回避を見せるだと!?なにがあった!?結界の外を見ると、部員も驚いてるよ!

「剥ぎ取りゴメン!」

「卑猥な!」

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