第十四話 聖剣ですか破壊計画ですか
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木場、俺が言えることではないが、もっと周りを頼れよ。
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さて、俺たちは今現在、球技大会の練習をしていた広場?に来ている。
ここにいるのは一誠、木場、そしてなぜか俺。対峙するように紫藤イリナとゼノヴィアがいる。
三対二なのは、俺の力を見ておきたいのと、一人増えたくらいで問題ないとのこと。
三対二で大丈夫なのか? 大丈夫だ。問題ない。
これが思い浮かんだ俺は悪くない。フラグか?
そして、五人を囲むように紅い魔力の結界が張ってあるのだが、いかんせん、強度がない。ぶっちゃけ脆い。
他の部員は結界の外から見守っている。
「では、始めようか」
二人が白いローブを脱いで、黒い戦闘服姿になっていた。素肌は出ていないが、体の線が浮き彫りになっている。誰だよ。こんな戦闘服考えた奴。めっちゃ効率的やん。
一誠、目がエロいぞ。
さらにゼノヴィアはエクスカリバーの布を取り払い、既に戦闘体制、イリナは『擬態の聖剣《エクスカリバー・ミミック》』を日本刀の形にしていた。
こんなことになったのは、木場の喧嘩をゼノヴィアが買った。そんだけ。ついでに、アーシアの前に立ちはだかった俺と一誠の力を見ておきたいと。
一応、教会には一切知らせない私的な決闘らしい。殺しあいにならなければいいとか。いや、このクソ脆い結界で妖怪で戦ったら辺り一面惨事になる。身体的に妖怪だけどね。
俺も雪夜をスキマから取り出す。妖力を流し、包帯をちょうどいいところまで外す。が、予想以上に長かった。そういえば、男の俺でちょうどいい長さだったから、背が低い女なら、バランスが悪いな。
「紫さん、そんな剣持ってたんですか?」
「ええ、一応ね」
「・・・なんか・・・似合いますね?」
何故疑問系?
「イッセー、ただの手合いとは言え、聖剣には十分気を付けなさい!」
俺にはないんですか?まあ、リアスはイッセーが大事だしな。さっき見た『聖剣の恐怖特集』を見たあとだと、より怖いだろう。斬られた傷口が消滅していたんだよ。どれだけ有利なんだよ!
木場は自身の周りに数本魔剣を出現させている。
「・・・笑っているのか?」
ゼノヴィアが聞く。木場が不気味な笑みを浮かべている。
「うん。倒したくて、壊したくて仕方がなかった物が目の前に現れたんだ。嬉しくてさ。ふふふ、悪魔やドラゴンの傍に居れば力が集まるとは聞いていたけど、こんなにも早く巡り会えるなんてね」
「・・・『魔剣創造』か。神器所有者は頭
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