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緋弾と藍弾
東京武偵高校付属東京武偵中学
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バンバンキンキンと銃声と剣戟の殺伐とした音を聞きながら、俺、金井ケンスケは広大な敷地を歩いていた。
高校に進学すれば、メガフロートの校舎なのだからこんな中学の敷地なんて大したものではないのかもしれない。
「ケンスケ!!進級試験のチーム提出、ほんとに二人にしちゃったの!?」
ぱっちりとした二重瞼にけぶるように長い睫毛、美しく長い髪と瞳は黒曜石のような黒、しなやかで色白なその肢体には不釣り合いなほど大きな胸。
今日も完璧な大和撫子だ。
いや、少し、いや、かなり魅惑的な、大和撫子だ。
「え、あ、うん。マリと俺ならタッグでもクリア出来るさ!」
「え、ええ?でもなあ…」
ここ、東京武偵中学は東京武偵高校の付属校に当たるため、その他の武偵中学や一般校から来る生徒とは別ルートでの入学になる。
内部進級制度、と呼ばれる制度で俺たちは強襲科とSSR各々の試験監督から出されたミッションをこなすことになる。
今回の場合、内容は<平賀冲に潜伏中とされているテロリスト3名の逮捕>だった。
「ロジに知り合いがいる。そいつに送ってもらおう。俺はC装備に着替えてくる。マリも用意しておけ」
「う、うん」
「30分後に出発だ」


ヘリポートに止まった武偵中のヘリコプターに乗り、パイロットに目的地を告げると、マリに向き直った。
「装備は?」
「うんと、主装備(メインアーム)はいつも通り、色金産女」
そういって、イロカネウミネという銘を持つ藍鞘に仕舞われた美しい名刀を見せた。
「あとは護符とかイロイロ。けんちゃんは?」
「俺は、SIG2丁とアクネトロアイヤル。ガン・エッジで行くよ」
アクネトロアイヤルとは装備科(アムド)の連中力作の品で先端科学兵器に匹敵する名剣らしい。
試作段階らしいが、剣身から高圧電流を放つ。
切れ味がいいから愛用している武器だ。
「けんちゃん頑張ろうね!」
「ああ!」


平賀冲、といっても海ではなく、周辺の港の倉庫に潜伏しているのを調べていた俺らは正面から潜入することにしていた。
「行こう」
見張りを剣で音もなく仕留めながら倉庫奥の主犯3名の元にたどり着いた。
そして。
「だ、だれだ」
敵から漏れたのではない。
俺の口からこぼれた言葉だった。
「私か?堂々と姿を見せるのは好きではないのだがな。仕方あるまい」
主犯の用心棒なのだろうか?
銀色の髪と碧眼を持つ西洋美人が男喋りで語りかけてきた。
「私の名前はデュランダル。お前に会うのを楽しみにしていたよ。ああ、そうだ。ここにいた男たちは眠らせてしまったよ」
デュラン…ダル…。
迷信だと思ってた。
でも、なんで?
確かにマリは有能だけど、超能力者を狙うデュランダルとは言え、中学生だぞ…。
「フォロミー、真梨(マリ)。お前に力を与えてやろう」
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