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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
告白
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て……」
「ああ。だから俺はアイツ……スカリエッティからこう呼ばれていたよ『
失敗作
(
エシェク
)
』ってな。本来クローンであるはずなら、俺も女として生まれてきたんだろうがどこかで乱れが生じて俺は男として生まれてきたってわけだ」
自嘲気味に言う聖だが、二人は未だに聖の言っていることがうまく飲み込めていなかった。しかし、自分達には知っておく義務があると感じたフェイトは、さらに聖に問う。
「聖はスカリエッティに育てられたの?」
「いや、正確にはナンバーズの二番、ドゥーエってやつだ。生まれた頃から常にドゥーエがいたことを覚えてる。そして、俺は六歳まであらゆる戦闘訓練、実験を受けさせられた」
「実験って?」
「聞くと相当エグイがいいのか?」
聖の切り返しに二人は緊張しながら頷いた。聖もそれに頷いて返すと口を開いた。
「自分を殺させるんだ」
「自分を……殺す?」
「それってまさか!?」
「ああ、そうだフェイト。実験では俺のクローンを何体も作り出してそして俺自身と戦わせ、殺し合いをさせるものだった。これが開始されたのは俺が四歳のころだ。それから毎日毎日一人ずつ俺は俺を殺し続けた」
あまりに残酷な実験に二人は声が出なかった。しかし、なのはは何とか口の中に溜まった唾を嚥下する。
「でも、どうしてそんな残酷なことを……」
「さぁな、狂ったあいつの考えることなんざわかんねぇよ。けど、俺はその日々に段々と恐怖を抱くようになって、六歳の頃研究所から持ち去った時空間転移装置をもって飛び出し、何とか地球に辿り着いたってわけだ。そして気を失っている俺を助けてくれたのが白雲夫妻だった。二人は俺が何者であるかなんて事は聞かずにただ俺を、育ててくれた。とても優しい人達だったよ。白雲の家で半年を過ごした俺は安綱と一緒に二人に俺のことを話した。最初は二人とも驚いてたけど、すぐに理解してくれたよ。だけど、俺が十八歳になるまでは地球にいろって言われてさ、俺は十八になるまで地球で過ごし、十八になると同時にわざと大規模な魔力を使って管理局に見つけてもらおうと思ったんだ。そして、ちょうど地球に来てたクロノ提督に拾われてそのままあの人の隊にはいったんだ」
長い説明を終えた聖は話す前と比べると若干、憑き物が取れたようにすっきりとした表情をしていた。するとフェイトは疑問に思ったのか聖に聞いた。
「もしかしてなんだけど、ヴィヴィオも聖と同じ実験を?」
「いや、その可能性はない。ヴィヴィオが見つかった状態からして、あの子はまだ生み出されたばかりだ。だけど、あの子は俺と違い本物のクローンであり、しかも成功体だ。おそらく『ゆりかご』を動かす鍵にされちまうだろう」
「ゆりかごって?」
「古代ベルカの聖王家が
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