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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
告白
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る中、なのはとフェイトに呼び止められた。

「聖くん!」

「どした? 二人とも」

 聖はいつものように返してみるが、フェイトとなのはは顔を見合わせると、

「聖、何か無理してない?」

 フェイトの問いに聖は笑顔を崩し、俯きながら悲しげな表情になった。

「……どうして、そう思う?」

「何か今日の聖くんは笑っててもとっても悲しそうだったから……もしかしてヴィヴィオのことが?」

 二人の問いかけに聖は小さく溜息をつくと、壁に背を預けながら言い出した。

「確かに、ヴィヴィオのことは心配だ。今にでも助けに言ってやりたいぐらいにな。だけどそれ以上に、俺のことを仲間だって信頼してるお前らに隠し事をしてきた俺のことがどうしようもなく情けなくて、悔しいんだ……!!」

 壁を拳でたたきながら言う聖は唇をかみ締め、目を手で覆っていた。その様子を見た二人は聖に駆け寄り、

「一体どうしたの? 隠し事って?」

「もしかしてさっき言ってたこと?」

「あぁ……。俺はお前らに隠し事をして、それのせいでヴィヴィオも……ギンガも……!!」
 
 聖の目からは一筋の涙がこぼれ、それは彼の頬を伝った。涙がこぼれたのを見たなのはとフェイトは互いに頷き合うと、聖の腕をロックし二人の部屋に連れて行った。

「お、おい! お前ら何を!」

「いいから! 聖くんは黙って付いてきて」

 なのはに一蹴され、聖は黙った。

 部屋に辿り着くと聖はソファに座り、なのはとフェイトはベッドに座った。ちょうど向かい合うような感じだ。

「聖くん、はやてちゃん達にはちょっと申し訳ないけど……。私達に話してくれないかな、聖くんが隠してたことを」

「うん。少しでも心を軽くしないと、このままじゃ聖が壊れちゃうよ」

 二人の心配そうなまなざしに、聖は首をゆっくりとたてに振った。そして彼はポツリポツリと語りだした。

「……俺がお前らに隠し事をしていたのは最初からだ。地球出身の魔導師といったが本当はぜんぜん違う」

「それって、ミッド出身って事?」

「ミッド出身といえばミッド出身なんだろうが……俺には母親と父親がいない。地球にいるのは義理の父親と母親だ。簡単に言っちまうと、俺は人工的に生み出された人間だ」

「それって……私と同じ……クローンってこと?」

 フェイトの問いに聖は静かに頷いた。それに驚きを隠せないのか二人は口元を手で覆ってしまった。三人の間に沈黙がはびこるが、なのはが意を決したように聖に問うた。

「でも聖くんはその……一体誰のクローンなの?」

「……ヴィヴィオと同じだ。俺は古代ベルカの聖王オリヴィエのクローンだ」

「聖王オリヴィエの!? でも史実だとオリヴィエは女性だっ
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