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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第66話 第二の圏内殺人
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同様に武器に手をかけた。
だが……。
「ッ!」
リュウキとキリトは見た。その人物が手に持っている鮮やかな青い結晶物の存在を。
「くそっ!!」
キリトは思わず舌打ちをする。
「ッ!!」
リュウキは、そのまま剣から手を放し、ピックを取り出した。そのまま数本をローブの人物に向かって放つ。
投擲スキル《シングルシュート》
その針は矢の様に向かっていったが。
本体に当たる寸前で、壁に阻まれた。圏内故に発生するその紫色の障壁は、システム的保護のものだ。その人物が持っていた青い結晶物。
遠目で見たが、間違いなく転移結晶だった。
そして、街中の鐘の音が響き渡るとほぼ同時に……青白い光に包まれこの場から消え去っていった。
その場に残されたリュウキとキリト。まだ、信じられないと言った様子だった。
彼女の死と同様に。
「………」
リュウキは無言のまま、拾ったピックを再び叩きつけるようにあの人物がいた場所に放つ。それは先ほどと同じように紫色の障壁に阻まれた。間違いなくシステム的保護に守られた反応だった。
そしてそのエフェクト後には《Immortal Objct》と表示されていた。
「一体何がどうなれば……。こんな事が……」
キリトも驚きを隠せない。
あのダガーの一撃は、そんなに強力なものじゃない。
例え圏外で受けたとしても、HPを全て消滅させるほどの力はないと思われる。それなのに、彼女を一撃で死に至らしめた。まるで、強力なフロアBOSSの一撃の様な即死級の破壊力だ。
「……一度戻ろう。あのダガーも確認しとかないといけない……。」
リュウキはそう言い宿の方へと歩を進めた。その後姿を見たキリトは判った。言葉にはしていないが、リュウキ自身も無念を感じていると。
《ヨルコの身を護る》
そう思って、彼女を宿にまで護衛した。あの場所にいれば絶対安全という先入観が今回の事件を呼び起してしまったのだ。リュウキ自身も落ち着くように促した。
……宿屋で安心だと言うのは強く思っていたのだ。
そして、宿に戻ったときの事。
「もう!! 無茶しすぎだよ!!」
「馬鹿ッ!!」
アスナとレイナがの2人が迎えて?くれた。怒っていたのだが、2人の表情を見て、少しそれを抑える。
「はぁ……それで? どうだったの?」
アスナは漸く怒りを沈めそう聞く。2人を見た所、彼らには、特に問題なさそうだから。
「……駄目だ。逃げられたよ……。クソッ!!」
キリトはそう言い壁に拳を当てる。
「リュウキ君とキリト君の2人から、逃げた……」
レイナは驚いているようだった。
彼女は、2人の事を攻
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