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正義と悪徳の狭間で
導入編
麻帆良編
導入編 第8.5-M話 千雨という少女
[後書き]

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これにて導入編はおしまいで平和な?日常編が少し入ってから麻帆良、ロアナプラでの転機、そしてその日常といった後に原作入りという予定になっています。(思いつきで盛らない限りは

楓の二人に対する認識は概ね正しいです。
千雨もマナも正真正銘、闇の住人で言うなれば二人とも『ほんの少し優しい誰かに拾われた双子』なんです。
コウキがマナを助け出していなければ、あそこでレインがロボスに追われてアイシャと出会ってなければ、二人には双子と同じ末路も十二分に有り得ました。
だからこそ二人と二人は友達になれました。程度や経緯は違えど四人は互いに鏡写しの自分なのですから。
一番幸せな人生を歩んで来たのが(壊れた幼い千雨の分も合わせた)千雨って時点でお察しです。

いやまあ、レインになってからの千雨ちゃんって主観では凄く幸せな人生歩んでますけどね。

客観的に見ると壊れた幼女が生きる為に背徳の街で人殺しに手を染め、ついには犯罪組織の一員となってしまった。

って経歴なんですが本人の主観では、

産まれて直ぐに抑圧者から自分を解放し、運良く金と力も手に入れ、金を活用できる比較的善良な商人に接触でき、
酒や賭博を初めとした娯楽を楽しみながら、命懸けの苦労はしつつも、
ロアナプラ基準では極めて待遇の良いアンブレラに雇われ、正規メンバーにまで到達してますし、
その上、保護者と友人(三人中二人死んでますが)にも恵まれています。
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