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正義と悪徳の狭間で
導入編
麻帆良編
導入編 第8-M話 騒がしき人々
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「じゃあ、僕からいこうかな」

そういって高畑先生から自己紹介を始める…そういえば年齢は言ってないが、この人、戸籍上はまだ25歳くらいの筈だけど…見えないよな。
高畑先生は私達の担任で、英語も担当する、他の先生に比較して出張で麻帆良を留守にする事が多いかもとの事だが…多分出張って討伐任務か何かだ。
アイシャ曰く、向こうが正面切ってやりあってくれるなら、正規軍の魔法騎士を一個小隊ぶつければやっと勝機が出てくる。
でも、たぶん搦め手とか、色々やってくるからよっぽどいい指揮官が率いてないと負ける。
というくらいの実力らしいので大抵の雑多な組織は一捻りだろう。

そんな感じの事をかんがえていると先生の自己紹介が終わり、出席番号順に順番に各自自己紹介をしていく。

マナも刹那も無難(?)に自己紹介をこなしていく。

さっき気になった一人はクー・フェイという中国人留学生で…なんか、師匠に武者修行に行ってこいとか言われて日本を選んだら麻帆良に来る事になったそうな。

で、戦闘員と踏んでた方はなんかニンニン言ってやがる…ニンジャか?たしか表では純粋な諜報員としてのニンジャと混同して認識されている気を用いた隠密戦闘集団もいたのは事実らしいし…



「では、つぎは長谷川君、いってみよう」

高畑先生の紹介にノリノリのクラスメイトがワーワー騒ぐ。
方向性はともかく、にぎやかでお祭り好きな連中にはイエローフラッグで慣れている。

「はじめまして、長谷川千雨と申します。日本人ですが、麻帆良に来る前はタイで暮らしていました。
日本の文化や常識に少し疎い所がありますが、ご容赦いただけると幸いです。
こちらの食べ物はとてもおいしいので、いろんな物を食べるのが楽しみです。
これから三年間よろしくお願いします」

そういってペコリとお辞儀をした。

「ありがとう、次はマクダウェルくんだ」

次はエヴァンジェリンさんか…
そんな感じで自己紹介は続き、30人全員の自己紹介が終わった。



「さて、これで今日は解散なんだけど…」
「では、少し先生と皆様にご提案があるのですがよろしいでしょうか」
「と、言う事で雪広君に交代しよう」

ん?なんだろうか、先生は想像がついているようだが。

「それでは、改めましてクラス委員長を拝命いたしました雪広あやかです。
一部の方々と相談した結果、クラス結成を記念してパーティーを開催する事としました。
自由参加で、会費は500円、お菓子代と飲み物代にいたします。
常識の範囲内で軽食を持ち寄って下さっても結構です。
場所はこの教室、参加する方は14時半にここに集まってください」
「いいんちょ〜バナナは軽食に入りますか!」
「バナナは持ち込んでくださっても結構です」

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