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三振
第一章
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のホームランは確かに凄い。しかしだ。
 訂正されたとはいえだ。そのバッティングはだ。
 やはり荒い。バットに当たれば飛ぶ。だが当たらなければ。
 三振だ。彼はとにかく三振が多かった。毎年三振王だった。
「また三振かよ」
「仕方ねえな」
「全く。三振多いからな」
「それもかなりな」
 近鉄ファン達は球場でその三振を見てだ。やれやれといった顔で言うのだった。
「今年これで幾つ三振だ?」
「一年に食ったパンの数なんて覚えられるか」
「そうだな。ちょっとな」
「多過ぎてな」
「わからないな」
 それだけ三振が多いというのである。それがブライアントだった。

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