黒蝕の陰、天廻の陽
新天地での初依頼 討伐
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「…同感だわ。」
ダイラスとアルマは二人して頬杖をつきながらため息混じりにつぶやいた。
遺跡平原での初依頼を終え、アルフレッド達は無事バルバレへと帰還。
すぐにジャックスが出迎えた。
「おお、お疲れさんだったな!どうだ、遺跡平原には慣れたか?いいもんは一杯あったか?」
「ええ、面白い物や事がたくさんありました。これですから遠方の地の旅は飽きませんね!」
「そいつはよかった!出来れば討伐した証みたいなのを見てみたいんだが…何かないかな?」
ジャックスからの突然のお願いに少し戸惑うアルフレッドだったが
「ダイラスが討伐したクンチュウなら、ギルドの人から渡されましたが…見ます?」
「ああ見るとも!」
アルフレッドはジャックスの返事を聞くと、ダイラスから白い袋を受け取りジャックスの目の前で開けて見せた。
「これがダイラスがハンマーで砕いたクンチュウです。」
「く、クンチュウをハンマーで砕いた…?キックとかで転がしてからじゃなくてか?」
ダレン・モーランの時と同様口をあんぐりさせながらクンチュウを見る。
「ええ、普通に歩行してるときにです。すごい音がしましたよ?ピギッ!って…」
ジャックスがゆっくりと顔を持ち上げる。その目は輝きに満ち溢れていた。
「凄いじゃないかダイラス!クンチュウを砕いたハンターなんて未だかつて見たことがないぞ俺は!
やはり君達を選んで正解だった!これからの旅は今までの物以上に面白くなるぞォ!
早速ギルドマスターとまた話してくるよ!君達は料理長と話をしてくるといい!」
そういうと放たれた矢の如くジャックスは集会所へと走って行った。
「…元気な人ねぇ。」
「…元気すぎる。」
アルマとマトレガは各々顔を見合わせほくそ笑んだ。
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