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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第44話 一難去って………
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いか?
『どうしたんだい零治君?』
「………こんなのジェイル・スカリエッティじゃない………」
『何を言ってるんだい?今の私はジェイル・イーグレイだよ。これからの生活を考えていくならこう言った皆の為に役に立つ物を開発していかないとね』
言っている事は素晴らしいのだが、何だかな………
『それでこの機能は『ダイバージャケット』と名付けようと思っているんだが、言葉通り、バリアジャケットを魔力の泡が覆う。その泡が水から守ってくれる。空気は水から循環出来る様にしてあるから問題は無い。問題は今の段階では高ランク魔導師でなければ長時間の潜水は無理と言った点位かな』
「水圧はどの位耐えられるんです?」
『その辺りも詳しいデータが欲しいんだ。恐らくだけど泡の魔力量に左右されるかな』
「だけど水中だと………砲撃魔法が得意なミッドの魔導師は戦えないんじゃないか?」
『今の所戦闘は考慮してないからね。水難救助用と考えてくれれば良い』
「なるほど………」
確かに水難救助だったら戦闘は必要無いから魔法が使えなくたって問題無いか………
「でもそれなら娘達でも………」
『零治君ならいざと言う時での転移出来るだろ?それなら万が一の時でも問題無いかと思ったんだ』
「なるほど………」
確かに俺だったらいざと言う時に転移で逃げられるかもしれないけど………
『当然報酬も用意するよ。取りあえずこれくらいで………正式採用されたらその内の3割を』
「………マジっすか?」
その金額は初めて会ったときに雇った時と比べればかなり少ないが、それでも今のバイト代の5か月分位にはなる。しかも正式採用されたときにその時の3割なのでかなり美味しい話だ。
『それにそこの海はミッドの中でもかなり綺麗な海で、生態系も地球と違っていて面白いんじゃないかな?たまには星君達と一緒にデートでもどうだい?』
「海中デートか………」
確かに最近学校やらバイトやらミッドの事件やらでゆっくりデートしている暇も無かったな………
「ちょっと星達と話してみます」
『ああ、分かった。返事を楽しみにしてるよ』
そう言って通信を一旦切った俺。
「………さて」
俺はアギト達にバレない様にメールで3人を部屋に呼び出した………
「おっ、来たな。………ってか随分遅かったな………」
同じ家に住んでいる筈なのに、何故か30分も待った。
そして何故か3人はモジモジしながら並んで俺の部屋のカーペットに正座した。
「だって私達も4人では初めてでしたし………」
「その………」
「心の準備が………」
恥ずかしそうにそう呟く4人。
………一体何を言ってるんだか?
「いや、少
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