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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第44話 一難去って………
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すか?ヴァイスさんはエローシュ君と同じくらい危険ですからね………」
「いや、確かにアイツは弟分みたいな奴だが、変態さで言えばアイツの右に出る奴はいない」
「何でですかね、否定する事が出来ない」

グリフィスの言葉にうんうんと頷く女性陣。
エローシュはマルチタスクの優秀さから時々、ロングアーチの手伝いをさせられているため、それなりに接点があるのだが、ロングアーチでもその変態さは健在であった。

「あの歳でこれだと将来心配だね………」
「管理局のイメージが悪くなるかもね」
「まあ本当にしちゃいけない事はしない奴だから捕まる様な事はしないと思うが………ヤバい、俺も不安になって来た。絶対にラグナには会わせねえ………!!」
「ああ、シスコンモードだ………」

とめんどくさそうに呟いたアルトに2人も苦笑いするが、ヴァイスは気にせず話し始めた。

「そもそもラグナは清純で礼儀正しくてしっかり者で家庭的で可愛くて気配りが出来てスタイルは………まあこれからに期待だけど、それはもう俺には勿体ない大事な妹で………」
「それじゃあ行こうか?」
「良いのこのままで?」
「シグナムさんやバルトさんが居れば叩いて止まったけど、私じゃ無理。今の内に逃げないと捕まえられて永遠と聞く羽目になるよ?」
「逃げようか」
「そうね………」

アルトも言葉を聞いてゆっくりと席を離れる3人。
そのまま、ヴァイスは一旦話し終えるまで1人で喋っているのだった………





























「海?」
『そう。実は昔、移送中のレリックを1つミッドチルダの海に落としたのを思い出してね………』

7月。
夏本番に入り、暑くなり始めた昼間が過ぎ、夜となったが、6月の名残りか、かなりジメジメとした湿気に暑苦しく感じる。
そんな夜にスカさんから連絡が入った。

「あの………スカさん?もしかして潜って回収して来いと?」
『ちょっとしたダイビング気分で………どうだい?』
「どうだいって言われても………沈んだって事はかなり深い海底にあるって事でしょ?そんなのどうやって潜っていくんです?」
『素潜りで』
「とうとうボケたかスカさん………」
『はっはっは!!手厳しいね!!』

つい、失礼な事を口走ってしまったが、スカさんは笑いながらそう答えた。

『当然考えはあるさ。今回バリアジャケットに空と同じ様な感覚で海の中を移動出来る機能を開発したんだ。そのテスターとしてとついでに沈んだレリックを回収してきてほしい』

何て画期的な機能。確かに海の災害時に水の中を空と同じ様に自由に動ければかなり救助の効率がよくなる。
実際に使用できればまさに歴史的発明と言えるんじゃな
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