暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos13さぁ踊れ踊れ、舞台はかの者の手の平の上〜Begegnung〜
[9/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ロノの場合はシャルにロリコンや変態呼ばわりされたけど。なのは達がアリシアと挨拶を交わしているのを眺めながら、シャルに変態呼ばわりされてショックを受けていたクロノを思い返す。と、そんな時。

≪スズカ、付近に転移反応ですわ!≫

すずかのデバイス、“スノーホワイト”がそう告げた直後、私たちの居る場所より10数mと離れた宙に男の人が2人、女の人が1人と転移してきた。私たちはその人たちを警戒して距離を取るべく後退、近くの茂みに身を隠す。

『なんなのよ、あの人たち。フェイト達の知り合い?』

『ううん、違う。見たことない』

『うん。たぶん管理局員でもない。局の制服じゃないし、武装隊のバリアジャケットでもない』

その人オリジナルのバリアジャケット(クロノやシャルの騎士甲冑みたいな)の可能性もあるけど、私たちの他にこの世界に転移する局員が居るって聞いてない。

「クソっ! よりによってこんな辺境のど田舎世界に逃げる羽目になっちまうなんて!」

「それよりサーベイヤーとドーンはどうした!? まさかはぐれたのか!?」

「ちょっとうるさい! あの2人なら追手からちゃんと逃げられるでしょ! それより私たちのこれからの心配をしなさいよ!」

「ふざけんなっ、征服剣はドーンが持っているんだぞ!」

何かあったのか騒いでいる。会話からして関わり合ったらいけない人たちだってすぐに理解できた。でも、嘱託とは言え私は管理局員。アルフに『事情聴取するよ』って念話を送ると、アルフは『あいよ』って頷いてくれた。

『なのは達は離れてて。私とアルフで声を掛けてみる』

『フェイトちゃん!? じゃ、じゃあ私たちも!』

『ううん。これは私の、管理局員としての仕事だか――』

そこまで言いかけたところで“スノーホワイト”が≪新たに3つの転移反応ですわ!≫って知らせてくれた。と、ゾワッと背筋を走る悪寒。なのは達もそうみたいで体を震わせていた。何か、何かまずいのが来る。

≪来ますわ!≫

その一言の直後、さっき現れた3人とは別の3人が転移してきた。その3人には見覚えがあった。以前シャルに見せてもらったデータで見たことがある。

「「パラディース・ヴェヒター・・・!」」

私とアリシアの声が重なる。なのは達にそれが何かを訊かれ、私は答えた。魔法を使って悪事を働く犯罪者を倒すベルカ式の騎士で、その行為から被害者たちには英雄視されて、犯罪者たちからは恐れられているって。
いま姿を見せているのは確か、チーターの頭はランサー、ライオンの頭はセイバー、ウサギの頭はバスター。パラディース・ヴェヒターの中でも戦闘に特化した騎士って聞いてる。

「管理局施設からロストロギアを強奪」

「そん時に局員、研究者、民間人へ魔法攻撃を仕
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ