暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos13さぁ踊れ踊れ、舞台はかの者の手の平の上〜Begegnung〜
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†††Sideイリス⇒フェイト†††

管理局施設のトランスポーターを乗り継ぐ中、「みんな・・・」色んな感情で心臓がドキドキ。なのは、アリサ、すずかと再会できることでドキドキ。そして待ち合わせのあの場所に来てくれているかでドキドキ。
こちらからの一方的なお願いだし、なのは達の世界が休日だと言っても何か予定があるかもだし。このハッキリしない感じの所為でちょっと不安。次の転送で海鳴市に着くってことみたいだから、ドキドキは最高潮。転送するときに生まれる光が私たちを包み込む。次に視界が開けた時、そこはなのは達の住む世界だ。

(・・・っ、潮の香り、優しい海風・・・!)

足から伝わる地面の感触、肌を撫でるちょっと冷たい海風、頭上から降り注ぐ陽の光。着いた、私が始まりを見つけることの出来た大切な場所に。

「「フェイトちゃん!」」「フェイト!」

「っ!」

耳に届く、私の大切な友達の声。キョロキョロと見回す。

「なのは、アリサ、すずか・・・!」

3人が私たちの所に駆けて来る。待っていてくれた。嬉しすぎて鼻の奥がツンとする。と、背中をトンと押された。振り向けばアルフとアリシアが笑みを浮かべていて。私は「ありがとう2人とも」お礼を言ってなのは達に向かって駆ける。そして4人で抱き合って再会を喜び合う。

「ありがとう、なのは、アリサ、すずか。来てくれて嬉しい!」

「当たり前だよ、大切な友達が来るって言うんだもん!」

「うんっ。ビデオレターが届いた日から待ち遠しくかったよ!・・・昨日だったけど」

「まったく。そんななのはとすずかのおかげで、あたしはちょっと寝不足よ。でもま、あたしも待ち望んでたわ、フェイトと逢える今日を」

体を離して今度は4人で両手を取り合う。

「「おかえり、フェイトちゃん」」「おかえり、フェイト」

「ただいま。・・・なのは、アリサ、すずか・・・ただいま!」

私は帰って来たんだ。みんなと触れ合えて、声を聴いて、言葉を交わして、改めて実感する。

「アルフさんも久しぶり!」

「ああ、久しぶりだね。元気そうで何よりだよ。ま、あたしよりは、こっちに気を掛けてやってくれ」

なのはに挨拶を返したアルフがアリシアの背中を押して前に出した。

「コホン。こうして直接会うのは初めてだから・・・はじめまして、アリシア・テスタロッサです♪」

アリシアが浮かべたとびっきりの笑顔に、「か、可愛い♪」なのはとすずかは惚けて、アリサも「これは・・・」なんて言って何か考え込み始めた。アリシアの笑顔って、なんていうか人を魅了する力を持っているんだ。
シャルもリンディ提督もエイミィ、あのクロノだって魅了されちゃったし。同じ女の子でも魅了されちゃうんだからしょうがないと思う。ク
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