暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos13さぁ踊れ踊れ、舞台はかの者の手の平の上〜Begegnung〜
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は終わった。プレーヤーからDVDを取り出してケースにしまう。あとで私の部屋、宝物容れにしまっておかないと。

†††Sideなのは⇒イリス†††

「フェイト、アリシア、アルフ。もう準備できた?」

これから海鳴市へ旅立つ先発隊、フェイト達の部屋に訪れた。3人は準備万端とでも言うようにトロリーバッグの取っ手を手に部屋の中央に立ってた。

「うん」「はーい!」

「忘れ物も無しっと」

フェイトは小さく頷いて、アリシアは元気よく手を挙げて返事。やっぱり子供だよ、31歳でも。アルフは部屋中を見渡して確認。つうかさ、「なんでわたしは置いてけぼりなのぉぉぉ!?」だよホント。

「ごめんね、シャル」

「シャルの分までなのは達と楽しくお喋りして来るよ♪」

「くっ、おのれ・・・アリシア」

わたしが行けないからってそんな挑発めいたことを言うなんて。ギリギリ歯軋りしたいのを耐えて、「うん、なのは達によろしくぅぅ」笑みを浮かべる。

「じ、じゃあ、シャル。・・・お世話になりました」

「なりました〜♪」

「っ・・・うん。楽しかったよ、この半年。いってらっしゃい」

「「いってきます!」」「行ってくるよ」

半年と少し、居住地としていたアースラで寝食を共にしたフェイト達が今日、アースラを出て行く。とは言ってもフェイトは嘱託としてこれからも管理局に勤務するから、配属希望によってはまたアルフと一緒に乗艦するだろうけど。でもアリシアは管理局に入るかどうか判らないから、これで最後かもね。
本局のトランスポーターを利用するために下艦するフェイト達を見送る。これから自分の部屋で仕事が無ければ最後までついて行って見送るんだけどな〜。それはエイミィに任せよう。

「まったく。ロストロギアを管理局施設から盗むなんて面倒を起こしてくれちゃってさ」

自室に戻って、執務部に籍を置く全執務官・補佐官に回されてきた情報に目を通す。読めば読むほど憂鬱になる。第一級秘匿指定ロストロギア、運命を捻じ曲げ征服する者(フェイツ・コンクエスター)。出自不明の最恐最悪のロストロギアって認定される両刃剣だ。
名前の通り運命の征服者っていう言う意味を持つ、通称征服剣。何十何百って言う人の命――運命を吸収し、持ち主の運命を好き勝手操ることが出来る。特に高魔力持ちの人の命を奪うといいらしい。その征服剣をようやく機動一課が発見、回収。施設へ移送し終えた直後を狙われて強奪された。

「この強奪犯たちも、パラディース・ヴェヒターが潰してくれないかなぁ〜」

先日、何百人っていう犯罪者が一斉検挙された。デスペラードパーティなんていう魔導犯罪者の祭典に参加していた連中だ。それにパラディース・ヴェヒターが参加し、犯罪者たちを狩りに狩ったっていう。それ
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