暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos13さぁ踊れ踊れ、舞台はかの者の手の平の上〜Begegnung〜
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のシールドを斬り裂いて、ランサーの光の刺突はすずかのシールドを砕いた。その衝撃でアリサとすずかが大きく弾き飛ばされた。そしてなのはのシールドはバスターの一撃でも破壊されることはなかったけど、受けた衝撃には耐えきれずに遠くに弾き飛ばされた。

(なのは、アリサ、すずか!!)

――フォトンランサー・マルチショット――

セイバーはアリサとすずか、バスターはなのは、ランサーは私とアルフを標的にした。シャルの話じゃランサーのランクは推定S+。

(でも、誤解されたまま倒されるなんて嫌だ!!)

私のマントを掴む不安そうな表情を浮かべるアリシアを下がらせて、私はフォトンランサー5発を一斉発射。ランサーは槍を振るって全て弾き飛ばした。間髪入れずにアルフがランサーに向かって突進。格闘戦を仕掛ける。アルフの猛攻をランサーは槍を持っていない片手だけで捌いている。強い。

――サイズスラッシュ――

でもアルフに集中していることは間違いない。私は高速移動魔法、ブリッツアクションでランサーの背後へ瞬間的に回り込む。サイズフォームの“バルディッシュ”に展開されている魔力刃にバリア貫通・魔力強化に付加した一撃。

(捉えた!)

ランサーは私に気付いているようだけど、アルフの激しくなった猛攻に掛かりっきりで反応しきれていない。確実に決まる、そう思った。ううん、確かに決まった私の一撃。

(うそ・・・!?)

サイズスラッシュの刃はランサーに直撃してる。それなのに効果が届いてない。どれだけ力を籠めて押してもピクリともしない。

「お前の攻撃魔法と、私の防御魔法の性能差だ。障壁貫通効果。悪くはないが、私の防御力を突破するには少々足りなかったな」

――吹雪け(コード)汝の凍波(バルビエル)――

「っ・・・!?」

ランサーの足元にベルカ魔法陣が展開されたと思えば、ランサーとアルフを覆い包む強烈な吹雪が生まれた。その勢いに目を閉じる。吹雪はすぐに治まった。目を開けると、アルフが氷の柱に捕らわれている光景が・・・。

(アルフ!)

駆け寄って氷の柱を叩く。何度もアルフの名前を呼ぼうとしても、やっぱり声が出ず、念話も使えない。ジャリっと地面を踏みしめる音が背後からして、私は慌てて振り返る。ランサーがすでに槍を振り下ろしている体勢だった。完全に懐に入られているから防御魔法はダメ。出来ることと言えばブリッツアクションでの急速離脱。考える間もなく実行して、ランサーの振り降ろしを回避する。

「移動後のことも考えなければ無駄なことになるぞ」

ハッとして顔を上げればランサーが目の前に佇んでいた。しかもさっきのように槍を振り降ろしている最中。ブリッツアクションも使用直後で、すぐには使えない。なら最後は「っ!!」“バル
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