暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos13さぁ踊れ踊れ、舞台はかの者の手の平の上〜Begegnung〜
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サ?」

「え?」

ランサーに私の名前を呼ばれた。顔見知りでもないのに。改めて「相違ないな?」って訊かれたから、「はい、そうです」って答えた。

――あなたに沈黙の贈り物を(ゲシューク・シュヴァイゲン)――

するとこの付近一帯に結界が張られたのが判った。一体どういうつもりなのかを問い質そうとして口を開いた・・・のはいいけど「っ・・・!?」どれだけ声を出そうとしても出せない。なのは達を見れば、なのは達も同じように口をパクパクさせているだけ。じゃあ念話なら。そう思って念話を通そうとしても繋がらない。

「フェイト・テスタロッサ。この世界で起きた事件の首謀者、プレシア・テスタロッサの娘」

「事件? この平和な世界で魔法関連の事件が起きていたのか?」

「ああ。ジュエルシードと言うロストロギアを巡っての、次元断層を起こしかねない争い。フェイト・テスタロッサ、そして隣の使い魔らしき女はその先兵らしい」

「次元断層!? そんなヤバいことを起こそうとしてんのか、アイツの母親は!」

バスターから敵意が向けられてくる。心臓が早鐘を打つ。もしかして完全に私は狩りの対象者になってしまった・・・? すぐにでも誤解を解きたい。事件はもう終わって、母さんは亡くなって、私は裁判を経て無罪になったってことを。だけど出来ない。声や念話が封じられている今は。

「ガキのクセしてなんて危ねぇことしやがる!」

ガキって。どう見てもそっちの方が子供だと思う。

「ランサー。どうする?」

「次元断層発生未遂、次元震発生。許し難し。プレシア・テスタロッサの所在を問う前に、罰を与えよう」

まずい、完全に敵対するつもりだ。騎士たちはそれぞれデバイスを構えて、私たちに向かって走って来た。誤解なんかで戦いたくない。でも戦わないと、あの人たちのようにリンカーコアを奪われる。だったら。私はバリアジャケットに変身。迎撃の用意をする。と、なのは達も変身してくれた。

「すまんな。罪には相応の罰を、なのだ」

――紫電一閃――

≪来なっ、同じ炎熱変換持ちの勘違い女!≫

――ラウンドシールド――

「デカい魔力持ちっていうのがあたしらにとっちゃ嬉しいよな! ガキだからって犯罪者、その仲間にゃ手加減はしねぇぞ!」

――テートリヒ・シュラーク――

≪Protection !≫

――プロテクション――

「ついでにジュエルシードの在処も教えてもらおうか」

――集い纏え(コード)汝の閃光槍(ポースゼルエル)――

≪スズカに触れないでくださいまし!≫

――アイスミラー――

私とアルフが動く前になのは達が騎士たちの攻撃を防いだ。守ってくれたんだ。でもダメだった。セイバーの炎の斬撃はアリサ
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